第13話 「礼儀作法・丁寧語」を目上の人と接するための「ツール」としか考えていない若者の件について
はっきり言って、目上の人が標記のような事は認識済みで、敢えて本人には「黙認」している事をいまの若い人はどれだけ分かっているのでしょうか?
それが「社会」「世の中」なのです。
今や成人年齢は「20歳から18歳」になっています。高校を卒業したら「立派な大人」として社会的には認知されています。なので勿論大人の権利を行使出来ます。その反対に大人としての「自己責任、義務」も発生します。
「まだ学生だから」とか「高校出たてだから」という言い訳は通用しないと思っていいでしょう。例え、容認されていてもそれはモラトリアムと言うよりも、相手には心中で見下されていると考えて良いです。就職しているのなら尚更です。
今は正に「スピード重視」の時代です。あらゆる移り変わりの速度が倍以上になっている気がします。なので余計な事に時間を割けないのが実状かもです。
就職についても、雇用する側は雇用形態に関わらず「即戦力」を求めています。なので雇用された側はその期待に答えることが必須条件です。
標題の様な振る舞いをしている人(年齢は不問)は直ぐに分かるし、そこそこしか目上の人に相手にされません。礼儀作法等の重要性を知った上で行動している人は相手が口頭で言わなくても分かっています。そういう人にはある意味(贔屓)にされます。 敢えてきつい仕事を言い付けるのもある意味のいい贔屓です。
それは何故か?答えは「この先仕事等していく上で重要で、そうで無いと諸々上手くいかない」と目上の人はちゃんと分かっているからです。
一昔、「礼儀なんて」と若い人が粋がって言っていた時代も有りましたが、今は逆にその重要性が先祖返りしている気がします。スピード重視で端的な特徴で人物を判断しないといけないご時世かつ上っ面だけでそういう心無い行動をすることはあいてに失礼な事なのです。
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