詩集
とある中学生(わたなべ)
鳴泣
どうやら求愛行動を始めたらしい
蝉が鬱陶しいくらいに鳴いている
嗚呼、夏だ
どうやら命の火は七曜で消えてしまうらしい
蝉が必死に足掻くかのように泣いている
嗚呼、夏だ
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