057:機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡
【タイトル】
機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡
【ハード】
ニンテンドーゲームキューブ
【販売/開発】
バンダイ/ベック(チームアカネコ)
【発売日】
2004年3月18日
◆『重厚感溢れるガンダム体験ゲーム』
皆さんはガンダムアニメを見ますかね。
1979年に初代が放映されて以来、時代を超えて色んなストーリーが描かれてきたガンダムシリーズ。
30年以上の歴史を誇る、ロボットアニメの中でも群を抜いて知名度の高い作品です。
私はそんなにアニメは詳しくありませんが、仕事柄、大体の作品と主人公くらいは把握してます。
あとは主人公機ですかね。
私がまともに見たのは、GガンダムやガンダムW、ガンダムSEEDくらいですか。
ただ、弟は一時期めちゃくちゃガンダムにハマってたことがありまして。
部屋にショーケース買って、作ったガンプラ並べてたりしてましたね。
特にZなどの宇宙世紀シリーズのガンダムが多かったと記憶しています。
昭和生まれの私が平成ガンダムが好きで、平成生まれの弟が昭和の宇宙世紀ガンダムが好きというね。
そんな兄弟が協力して攻略することになったのが、今回紹介する「戦士達の軌跡」。
ガンダムゲームの中でも、かなり難易度が高くやり応えのあるゲームです。
まぁ、買ってきたのは弟なんですけど。
「機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡」は、一年戦争を舞台にしたアクションゲーム。
初代「機動戦士ガンダム」、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」、「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」が参戦しており、様々なキャラクターの視点でのミッションが待ち受けます。
このゲームは重厚感があるというか、少し重めの操作感を持っているうえ、GCのコントローラの機能をフルに使っていてなかなか操作が難しいのです。
ロックオンに癖があり、ちゃんと標的に近づいたり、狙う時間を取らないと正確に攻撃が当てられなかったりしますね。
宇宙ステージでは本当に上下左右前後と、全方位に動き回ることが出来るので思いっきり宇宙戦が楽しめます。
ただ慣れるまでは、自分の居場所がよく分からなくなりがちですけどね。
相手も前後上下に動き回って立体的な撃ち合いになるので、プレイの仕方によってはカメラで非常に酔いやすいので注意です。
その上で、このゲームはストラテジー的な要素も含んでいます。
マップ中では味方に指示を与え、移動や援護を指示しながら戦闘を行っていきます。
これがなかなか忙しい。
修理や補給も行えるので、時々マップを開くことは多いと思います。
慣れてくると味方を安全な位置に動かして、自分一人で特攻した方が早いということになりがちですけどね。
08小隊のシロー編や、黒い三連星のガイア編なんかは、味方がやられても任務失敗なので、なおさらそうなりやすいです。
プレッシャーという独特なパラメータがあり、作戦の状況で敵味方の強さが変わるというシステムもあったりします。
シャア編などはほとんどプレッシャーを与える側ですから、意外と楽に戦えたりするかもね。
一応、キャラクターにレベルの概念があり、育てることでHPが増えたり、ロックオンが早くなったり、アビリティを覚えたりします。
「ピキーン」となって、一時的にクリティカルがでやすくなったりするんですね。
アビリティ発動は任意なので、ボスが来たら即マップ画面を開いて「反応」を使ったりする人もいたんじゃないかな。
あるいは直撃か。
このゲームはステージ開始までのロードが長いんですが、その間をブリーフィング画面に使っているのもうまい。
原作を知らなくても、シチュエーションと作戦内容が分かりやすくまとめられてるので、すんなりとプレイに入れます。
ちゃんと読んでいれば、ちょうどいいタイミングでロードが終わりますしね。
ガンダムゲームは数あれど、場面を一年戦争に絞っているせいか売り上げは今一つだったようです。
まぁ、既にガンダムVSシリーズとかGジェネとかがたくさん出てる後ですから、ファン向け作品としてはピンポイントすぎる気もします。
ただ、他のガンダムゲーにはない独特な操作感やプレイフィールがあるので、ハマる人はハマるんじゃないかな。
我々兄弟も、連邦サイド・ジオンサイドの全キャラをクリアするまでは頑張りましたからね。
◆『激ムズ!白い悪魔と赤い彗星』
一年戦争の名シーンの数々を実際に戦うわけですが、まぁ単純に難易度が高い場面が多い。
アムロ編はいきなり、ホワイトベースの地球降下作戦。
いきなり難度の高い宇宙戦でタイムリミットあり、そしてもちろんボスはシャアです。
これがマジで強い。
3倍の速さで動いている……かどうかは分かりませんが、明らかに他の敵とは反応速度が違います。
もうミッション1なのに何回死んだことか。
何気にミッション1は、シャア編の方が楽かもしれませんね。
シャア編のミッション1は、ルウム戦役。
連邦との艦隊戦で、シャアがエースになるまでの戦いが描かれます。
敵の数は多いですが、味方もたくさんいるしボスらしいボスもいないので、シャアの台詞通り手柄を立て放題です。
しかし、続くミッション2ではホワイトベースの地球降下作戦。
もちろんアムロが相手になり、たった1機なのに無茶苦茶強い…
アムロを無視して、作戦目標であるホワイトベースを優先して戦った方がいいですね。
序盤ミッションから分かる通り、このゲームではアムロとシャアはかなり強敵に設定されています。
特にジオンサイドから見たアムロは、まさに「連邦の白い悪魔」と呼ぶにふさわしい強さを見せつけてきます。
ランバ・ラル編でもアムロがラスボスを務め、ガンダムのデタラメな強さがよく表現されています。
個人的に思い出深いのが、黒い三連星のガイア編。
黒い三連星は、原作では割とあっさりとやられてるようなキャラですが、今作ではミッション2でいきなり原作と同じアムロやホワイトベースとの対決。
その後は、ホワイトベースを撃破した後の一年戦争というIFストーリーに突入し、地球連邦の大艦隊との戦いが続きます。
そこからも敵が多いミッションが続くのでやり応えあるのですが、ラストステージで乱入してくるラスボスが、復讐に燃える(?)アムロ。
しかも、幻の「G-3ガンダム」に乗ってきて、とてつもない速さと強さを以て戦場を蹂躙してきます。
このミッションだけ、三連星の味方がやられても任務失敗にならないのがせめてもの救いでしょうか。
必死こいて勝っても、戦場で生き残った味方が自分1人なんてこともよくある話です。
おそるべし、ニュータイプ。
あとは、「ポケットの中の戦争」のステージも印象に残ってますかね。
クリス編、バーニィ編共に1ステージずつですが、原作通りのシチュエーションのおかげでどちらも難度が高めです。
クリス視点だと、トラップだらけの地帯でバーニィのザクと戦わねばなりませんが、機体はともかくクリスの能力が低く、うまくトラップを避けないと起き上がる暇もなくやられるということになりかねません。
逆にバーニィ視点ではザクの機体性能が貧弱すぎて、まともに戦おうとすると速攻でやられます。
とにかくトラップに誘導するのが肝心という、他とは違った戦い方が求められます。
他にも、「ガンダム0083 STARDUST MEMORY」のガトーも登場し、0083の前日譚にあたる戦いが描かれたり、「08小隊」はシロー・アイナ・ノリスそれぞれの視点で名シーンが再現されます。
変わり種だと真紅の稲妻ジョニー・ライデン編もあることかな。
宇宙世紀ファンにはたまらないシーンやIFストーリーが色々です。
条件を満たすとハードコアミッションというより特殊なミッションが出たりします。
全員戦車とかね、もう訳分からん規模の地上戦になるからね。
◆『じっくり眺めるMSグラフィックス』
あと、このゲームの面白い特徴と言えば、オマケとしてMSグラフィックスという機体解説ムービーがあることでしょうか。
アムロ役の古谷徹氏がナレーターを務めた番組「カーグラフィックTV」風に、アムロがモビルスーツを解説していくというものです。
主要機体はほとんど網羅してるので、これだけで時間を潰せてしまいますね。
こうしたオマケも含めて結構なボリュームがあるので、ガンダムファンにはお勧めです。
セイラ役の井上瑤氏の遺作でもあるので、そういう意味でもファンは押さえておきたい作品です。
アニメや漫画が原作のIPモノというのは、どうしてもファン向けになってしまいます。
ただ、本作はよりコアなファンに向けてガッツリ作った、やり応えのあるゲームになってますね。
しかし、とにかく難易度の高さが目立つので、じっくりと遊びたい人向けです。
まぁ、ゲームキューブのソフトなので中古でも結構高騰してるものでもあるんですけど。
そういう意味でも、今から遊ぶにはハードルが高いかもしれませんね。
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