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「あ、戻ってきた」

俺が車の窓から外を見ていたら彼女が荷物を持って帰ってきた。俺は車から出る。

「大丈夫だった?」

「うん、大丈夫だったよ。誰もいなかった」

「じゃあ、荷物荷台に積もうか」

「ありがと、よろしく」

彼女の荷物を車に詰め込んで、俺達は車に乗り込んだ。

「思ったより荷物少ないな。女の子ってもっと荷物多くなりそうなイメージあるんだけど」

「流石に居候させてもらう家に大量にもの持っていくわけにもいかないと思って」

あ、そういう気遣いの心は忘れてなかったんだ。

「じゃあ、出る。忘れものは?」

「ないよ。大丈夫」

俺は車のエンジンをかけて発進する。

今回の内容はここでちょうど良さそうだからここで終わらせたいところだが、量が少ないので間延びをさせてもらう。というより、前回の内容と今回の内容の照合がうまくいってないせいでこうなってしまったんだよな。全く何やってんだか。ここからは俺の家に着くまでの車内での会話を少しだけお送りする。と言っても、元々中学が一緒だった時点で察して欲しいが彼女の家から俺の家までそんなに離れてないからすぐ着くと思う。まあ、会話を聞いてくれ。

「やっと家に帰れる...」

俺がそんなことをボソッと呟いてチラッと隣を見たら彼女はお腹をさすってる。

「何やってんの?」

俺は流石にこれは聞くしかないと思って聞いた。

「え?わかってるでしょぅ〜。私のお腹にもしかしたら赤ちゃんいるかもしれないと思ったら...」

彼女はめちゃくちゃ嬉しそうで幸せな顔をしていた。俺も素直に喜びたい気持ちもあるがもし本当にデキてしまっていたらこれから大変なことになると思うと素直に喜ばない自分がいる。まず、彼女とこれからうまく付き合っていけるかも不安なのにだ。最初から責任を俺も含めてお互い押し付けるのだからこの先不安しかない。

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