旅の途中のシオンとセーレ

 始めたばかりの『白のエリュシオン』というゲーム。

 何もかもが新鮮で、早く新しいエリアに行きたいと今日も狩りをしていたけれど、運営のアナウンスの後、周囲が眩い光に覆われて思わず目を閉じた。


 光が薄まって目を開くと、世界の彩度が変わった。周囲の音も、空気も変わった。

「……え?」

 現実さながらの森の中の風景が広がっていて、ステータス等の表示はなくなって、手には武器を持っているリアルな感覚がある。

 一歩動けば草を踏んだ感触があって、草木の匂いが香る。頭の上からは木々の枝葉が擦れる音がして、鳥の声が聞こえくる。

 どういうことだろう。寝落ちでもしてしまったのだろうか。ここは夢なのだろうか。

 夢ってこんなにリアルなものなのだろうか。空気も、温度も、匂いも……夢を見ている間の記憶は曖昧だから、そういうこともあるのかもしれないけれど、それにしても……。


 ガサッ。


 自分以外の何者かが立てた音があった。

 恐る恐る振り返れば、モンスターがいる。

 現実にはいない大きさと見た目の昆虫型のモンスターは、カブトムシに似ているが角は現実のものより立派で、大きさが大型犬ほどある。モンスターには名前表示もHPの表示もない。だが、見覚えはある。先ほどまでゲームで倒していたモンスターだ。

 そのモンスターはこちらに気付くと、向かってくる。

「うわっ」

 へっぴり腰で手にしていた武器を振ると、攻撃が命中して硬い反応が返ってきて、モンスターの頭部には私の攻撃による傷がついた。

 やはり、夢にしてはリアルすぎる。そう思っていると、モンスターの角が私の左腕を掠める。

「いったぁ……!」

 衝撃と、鈍い痛みが伝わってくる。

 逃げた方がいいのか。そう思ったが、逃げる方向もわからないし、近くに他のモンスターもいるかもしれないので、下手に動かない方がいいかもしれない。目の前のモンスターはそれほど強くないはずだから倒してしまおう。そう思って、再度攻撃をする。攻撃をする時は、ある程度勝手に身体が動くようで命中させることは難しくない。

 そして、モンスターを攻撃し続けるものの、思ったより時間がかかっている。そうだ、いつもはスキルを使っているから……。でも、ショートカットもスキルウィンドウもない。

 攻撃を受けた個所がじんじんと痛んで、動きが鈍くなっていく。もし、ここで死んだらどうなるのだろう。恐ろしい考えが浮かぶ。

 そんなことを考えつつも、それから何度か武器を振り下ろせば、モンスターは動かなくなった。

「はぁ……はぁ……」

 呼吸は乱れて、汗が滲んで、その場に座り込みそうになるのを耐えて、周囲を見渡す。

 幸い他の敵の姿はない。


 考える余裕ができたところで、どうするべきか考える。

 ここはゲームの中なのだろうか。先ほどのモンスターも、直前まで狩っていたものだし。

 それならば、南の方角に行けばアルヴァラに着くはずだ。

 空を見上げて太陽を探すが、そもそも今が何時なのかわからないから、あの太陽が東にあるのか、西にあるのかイマイチわからない。でも、あちらが南かな。と、目星をつけて歩き始める。

 木々に遮られた視界は悪く、周囲の音にも気を配りつつ慎重に進んで行く。

 足元は舗装されておらずに、でこぼこした地面の上に草が生えていて歩きづらい。

 せめて、周囲に他のプレイヤーがいれば。と思うが、低レベル狩場にはあまり人はいないはずだ。

 歩いているうちに攻撃を受けた個所の痛みが引いていった。見れば、破れていた服は元通りになっていて、傷も恐らく消えている。やはり現実とは違う。


 移動に手間取ったものの、やがてどこからともなく塩の香りが微かに香ってきて、木々もまばらになってきて視界が開けてくる。そのまま歩き進めると右手側に海が見えた。私の不安な気持ちなど、どこ吹く風で海の水面はキラキラと輝いていて綺麗だ。

 海がそこにあるとすると、反対側には街道があるはずだ。上り坂になっていて上の方は見えないが、きっとそこを登れば街道だ。

 安全な街道に出られることに安堵して歩き始めたその時、背後から耳慣れない鳴き声が聞こえた。

「キシャーッ」

 振り返れば巨大な蛇がいて、首をもたげた蛇の頭は私よりはるかに高い位置にあった。明らかに普通のモンスターではない。たぶんレイドボスだ。

 どうするかなど考えるまでもなく、私は蛇に背を向けて走り出す。

 坂を登れば予想通り街道があったが、人影がないことに絶望しながらひたすら走る。街まで行けば、誰か助けてくれるかもしれない。でも、その街が見当たらない。さっきもずいぶん歩いたはずだから、もっと遠くにあるのだろうか。

 街に行っても、他に人はいるのだろうか。不安で胸が押しつぶされそうだ。


 逃げても逃げても、蛇は追いかけてくる。

 こんなに走ったのはいつぶりだろうか。現実ならとっくに力尽きて座り込んでいるはずだが、まだ走れる。でも、息切れしてくるし、一度背中に攻撃を受けてしまって傷口が痛む。

 蛇から受けた攻撃は、最初に倒したモンスターの一撃より明らかに重く、さらに攻撃を受けたら走れなくなってしまうかもしれない。


 必死に走っていると、背後から蛇とは別の音がしてくる。

 その音がだんだんと近づいてきて、私の横まで来る。

 馬だ。

 そして、馬の上に人が乗っていて、その赤髪の人物が馬から飛び降りる。

「シールドストライク!」

 赤髪の男性のその言葉の後に、別の男性がスキル名らしきものを発言している声が聞こえくる。

 蛇が追ってこなくなったようなので、振り返れば、大剣を持った銀髪の男性が蛇の頭を斬り落としているところだった。

 そこへ、ピンク髪の女の子が近づいていって馬から降りて、二人に合流している。

 どうやら他のプレイヤーらしい。自分以外にも人がいたことに安堵する。

「あ、ありがとうございました~」

 疲れと、緊張が解けたことで、よろよろとした足取りでその三人のプレイヤーの元に向かう。


 皆、見慣れない装備をしている。先ほどの強さに加えて、馬に乗っていたことからも明らかに初心者ではないだろう。

 可愛らしい女の子が怪我を治してくれて、有難いことに一緒に行こうと提案してくれた。

 男性二人は、一人は爽やか好青年といった様子で、もう一人は……え、なんだこの人、めちゃくちゃ顔がいいな。でも、雰囲気はちょっと怖い。なんて思っていると、その人物が私を馬に乗せる時にふわりと微笑む。背後に花が咲きそうな美しい光景に、怖いなんて印象は一瞬で吹き飛んだし、彼の乗る黒い馬も白馬に見えた。



 三人のおかげで無事に街に着くことができ、セーレと名乗ったヴァンピールの男性と一緒に情報収集をすることとなった。

 ちらりと見上げてセーレの横顔を見れば、やはり整っていて綺麗な顔立ちだ。

 キャラクター作成時に、こだわったとしてもここまで作りこめるものだろうか。睫毛の長さの設定項目なんてなかったはずだが、セーレの睫毛は長い。もしかしたらキャプチャーを使った顔なのだろうか。それにしても少々日本人離れしている造形だ。などと思っていると、セーレが私の視線に気づく。

「何か?」

「あ、いえ……」

「ああ、少し歩くの早かったですか? すみません」

 そう言いながら、セーレがゆっくり歩き始める。確かに歩幅が違って早歩きにはなっていた。そこに気付くとは紳士だ。

 いや、待て。紳士とは限らない。

 少ししか接していないが、一人称と外見以外は、女性と思ってもしっくりくる。

「セーレさんって」

「はい」

「えーっと……失礼ですが、性別は……」

 セーレは私の言葉に沈黙する。もし、男性だとしたら失礼だろうし、女性だとしたら答え辛いのもわかる。

「あ、ごめんなさい。今の質問ナシで」

 私がわたわたとしていると、セーレが周囲を見渡してから口を開く。

「……女です」

「わ~! そうなんですね。ゲームやってるの男の人の方が多いから、嬉しいです。あっ、私も女です」

 私の言葉に、セーレが表情を少し和らげて微笑む。

 見ているだけで健康になりそうな素晴らしい顔面だ。減っていないはずのHPが全回復した気さえする。

「あっ、今のは、その……。えーっと、男の人が嫌ってわけじゃなくて、お仲間がいて嬉しいなーって感じで……」

「はい。気持ちはわかります。レオさんとモカさんは男性ですので……」

「モカさん、やっぱり男性なんですね……」

 口調や仕草がそんな感じだったので、衝撃を受けるというほどでもないが、なんとも言えない気持ちになる。

「お二人はセーレさんの性別ご存じなのですか?」

「いえ、話していません。すぐ元に戻るかもしれないですし、変に気を使わせても……と思いまして。隠しているわけでもないのですが、言い出すきっかけが特に……」

 確かに、別のゲームを含めても、私もゲーム中で人にわざわざ性別を明かすような機会などあまりなかった。

「なるほど。とりあえず、お二人には言わないでおきますね」

「はい。お願いします」

「あの二人なら、そういうことはなさそうですけど、女ってわかると面倒な人いたりしますもんねぇ……」

「はい。以前、別のゲームで面倒事があって、こちらは男にしたんですけど……。まぁ、女性でも面倒な人は面倒だからあまり変わりありませんでした……」

 少し憂鬱そうな表情で、セーレがそう言う。

「あはは……」

 そりゃ、この顔に加えて、言葉遣いも丁寧で下心なさそうな雰囲気なら、変なプレイヤーも寄ってくるだろう。


 それから、度々この出来事を思い出す。もっと早くにセーレの性別をレオンハルトたちに明かしておけば……。と。



 旅の途中で、セーレは度々私のレベリングを手伝ってくれた。

 初めのうちは、こんな世界で戦わせてしまって申し訳ないなとは思ったものの、見ていればどうにも楽しそうだと、そのうちに気付いた。

 まぁ、私も槍を振り回して戦うのは、近頃は少し楽しい。だって、物語の中に入ったようで、現実の世界でなら絶対できないという部分には魅力があった。

 二人で狩りをしながらセーレに話しかける。

「セーレさん、二人から男だと思われてて、困ってることない?」

「……特にありません」

 返事に間があったので、何かひっかかることはあったのかもしれない。

「うーん、じゃあ……。純粋に困ってることって何かない? 大丈夫?」

 セーレが足を止める。

「それは……」

「コミュニケーションとか」

「……シオンさん」

 その言葉に、セーレが私の顔を見て渋い表情をする。

 暗にコミュニケーションが下手だと言ってしまったように捉えられたかもしれないと気付いて慌てる。

「あ、えーっとね」

「やっぱ、オレだめですよね。人付き合いほんと苦手で」

 セーレは俯いて、小さくため息をつく。

「ええっと……、うん、その辺は、ちょっと不器用そうだなとは思ってた。……あっ」

 セーレの背後に敵が出現したのを知らせようとする前に、セーレは振り向きもせずに範囲スキルを使って敵を倒す。そして、何事もなかったかのように再度口を開く。

「ゲームの話ならいくらでもできるんですけど、それ以外ってなるとなかなか……」

「なるほどねー。ていうか、セーレさん。今の動き何? 後ろに目ついてる?」

「え? ああ、最近はだいぶ敵の気配がわかるようになりましたので」

 セーレの、この世界への適応力はすごい。

「そっかー……。私もセーレさんの後ろに立つ時は気を付けるね……」

「そこは、大丈夫ですよ。味方なら位置だいたい把握していますし、殺気の有無である程度判別できます。まぁでも、できるだけ確認はするようにしますね」

「うん……」

 疑問には答えてくれたものの、微妙に外れた答えだった。まぁ、この人にはよくあるところで、そういうところは可愛らしい。

「それで、まぁ……。オレは、他人と考え方とか感じ方とか違うかなって思うことがよくあって……。付き合い浅い人とは正直話しづらいですね。特に、リアルと全然違う異常な状況なので、その辺が顕著に出て難しいです。レオさんやシオンさんは気遣ってくれるから、まだ話しやすいですけど……」

 その辺はちゃんと察しているらしい。いや、察しているからこそ話せない部分があるのだろう。セーレは、きっと私が思っているよりずれている。でも、良識は備わっているから、それを皆と合わせようとしてくれているのだろう。

「そうだねぇ。でも、人って大なり小なり違うとこいっぱいあるから、あまり気にせず喋ってもいいんじゃないかなぁ。気にしすぎてても疲れちゃうと思うよ」

「……それは、ダメですよ」

「例えば、戦闘たのしーってとことか?」

 図星だったらしく、セーレが一瞬顔を強張らせる。じっと見ていなければ、見逃していた変化だ。

「私もねー。最初は怖かったけど、それほど強い相手じゃなきゃ楽しいよ。リアルではできない動きとかできるし、動き見て倒すのは楽しいかな。まぁ、人型や動物はちょっと嫌だけど……」

「そ、そう……」

 私の言葉に、セーレは安堵したような表情をする。

「ま、レオさんはともかく、モカちゃんの前で言うのはちょっとアレかなーって思うけどね~」

 モカはまだ戦闘に慣れない様子だ。

 敵を傷つけるリアルな手応えや、場合によっては血しぶきや臭いや悲鳴など、それが嫌な気持ちは私も十分わかる。攻撃を受けたら痛いのだし、それを楽しいと言ってしまうのは憚られる。

「そうですね」

「ちなみに、PvPはどうなの?」

「えっと……ちょっと……やってみたいかも」

 後半は小声になりつつも、セーレは正直に答えた。

「うん、正直でよろしい~」

「シオンさんは?」

「うーん、それはできれば避けたいかなぁ」

「……ですよね」

 少ししゅんとした表情をするセーレの頭に手を伸ばして撫でる。

「なんですか」

「いやー。可愛いなって思って?」

「どこがですか」

「えへへ……。秘密です。でも、困ったことあったら相談してね」

「はい。そうさせていただきます」

 私が微笑みかけると、セーレも少し表情を和らげて頷く。

 セーレは文句なしに強いが、どうにも放っておけない危うさがあった。



 旅を終えて、カーリスに到着してから数日経ったある日。

「セーレさん、紅茶買ってきたけど一緒に飲まない?」

「はい。いただきます」

 自分の部屋にセーレを誘って、紅茶と茶菓子を出す。

 セーレはラフな格好をしているが、仕草は品があってずっと眺めていたくなるし、見ているとつられて自分の背筋も少し伸びる。

「レオさんたちとはどう?」

「何がですか?」

「……性別の件とか」

「ああ……」

 本当は、カーリスに着いたら、マリンに相談して私もサポートして打ち明けようみたいな話をしていたのだが、その計画は一瞬で潰えてしまった。

「大丈夫……だと思います。それに、こちらでの姿が男であることには変わりないですし」

「そうだねぇ……。セーレさん、女の子~って思ってても、その見た目と声じゃねぇ……」

 しかし、リアルのセーレの容姿はとても気になって、脳内で何度も妄想した。美人は男女どちらも美味しいものだ。

「まぁでも……。気楽になりましたね。騙しているみたいで、少し心苦しかったので、結果的にはよかったです」

「そう。ならよかった~」

「旅の間はシオンさんには助けられました。ありがとうございました」

「私もいっぱい助けてもらったもん。貸し借りはなしだよ~」

 セーレの存在は戦闘だけでなく、人として大きかった。少々不器用だが優しさはあるし、レオンハルトたちとは話せないような内容の話もできた。

「はい」

 セーレが柔らかく微笑む。

「いやー。それにしても、旅の間……。なんか私だけ、別の部屋にしてもらったり、ベッドもらったり、申し訳なかったなー。ごめんね~」

「気にしていませんよ。それに……気を使われないというのは新鮮で。雑魚寝とか、少し楽しかったですね」

 セーレはクッキーからお嬢様と呼ばれていたので、そういう身分なのだろう。

「ああ、無人島で遭難した時とか、今なら楽しい思い出かも」

「確かに。あのまま、少しあそこに住んでみてもよかったかもしれません」

「うんうん。でも、砂漠や雪山はちょっとごめんかな~」

「そうですね……」

 砂漠という言葉がひっかかったのか、セーレの表情が曇る。

「あ、あー。ごめん。嫌な思い出だったよね」

「ええ、まぁ……」

 しばらく間が開いて、セーレが再び口を開く。

「そういえば、雪山でレオさんが凍傷だったのかな……。麻痺みたいな状態異常にかかっちゃって、ヒーラーのスキルでも解除できなかったんですけど……」

 初耳だ。不安にならないように伏せてくれていたのだろうか。

「へぇ~。まだ知らない状態異常もあるもんだねぇ」

「はい。それで、近くに温泉があって、そこでレオさん温めたら状態異常が回復していったんですよ」

「うん」

「そしたら、回復した後にレオさん温泉もっと入るとか言って、鎧脱ぎ始めて……裸になって……。一緒に入ったらとか言われるし、どうしようって思いました……」

「ぷっ、あははっ。どうしたの?」

 話の口ぶりからすると、セーレは内心さぞかし慌てたことだろう。

「一瞬、オレは女です。って言いかけましたが、あの時の状況で言うのも……って思って、後ろ向いて見ないようにして見張りしてました……」

「あははははっ」

 二人には少し申し訳ないが、面白い話だ。

「謝った方がいいのかな……」

「いやー。忘れたことにしておいてあげた方がいいと思うよ。レオさんも恥ずかしいと思うから……」

「そっか……」

「ふふふっ。しっかし、これでやっとレオさんたちの前でも、セーレさんともっと気兼ねなく話せるねー」

「そうなんですか?」

「うーん、だってあまりイチャイチャしてたら何か勘違いされそうだったでしょ?」

「……すでに、旅の途中でモカさんから、その件について質問されましたが」

「あ、あれー?」

 確かに、中身が女性だからという気持ちで接していたところが、出てしまっていたかもしれない。

「えへへー。まぁ……これからもよろしくね~」

「はい」

 セーレが頷いて微笑む。

 セーレが出会った時に見せてくれた笑顔は、きっと作り物だっただろう。

 でも今は、自然と出てきたであろう柔らな笑みだ。

 そして、こう思う。


 いや、それにしても顔がいいな、この人。

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