ダーティーホワイトエルブズ 〜後日談&番外編〜
きさまる
§そにょ1 登場人物紹介(物語終了時点)及び執筆裏話
ネタバレ大量に含みます!
(バレても大したネタじゃないけど)
・クラム(クラムチャウダー・シラタマゼンザイ・アーリオオーリオ)
ショウとミトラの正式名称がアホなものになった全ての元凶の女の子。
ドワーフ好きだからミトラに心動かなかったという設定も、執筆当初から決まっていた。
それが影響して、主人公達のいた世界のエルフ達がデブ専気味になってしまったのはどうなのか(苦笑)
最初はショウと全く接点が無い事にする予定だった。
ちなみに時系列を順番に並べ直すと、
1. 異世界編。
2. 主人公ショウの両親が現代に転移。
3. (かなり時間が経過して)ショウが転移。ショウ、ロングモーンと契約。
4. ミトラが転移、アマレットやエヴァン、アイラ達を殺す。ショウがブチ切れ。
5. ショウがマロニーに近づいて儀式を行い、マロニーに成り済ます。
6. エピローグ
7. 第1話から続くミトラ編(偽りのダークヒーロー編)
8. ラストバトルにて主人公ショウ、ミトラの凶刃に倒れる。
9. クラムちゃんが現代に転移。
10. フェットチーネさんが現代に転移。
11. フェットチーネさんがミトラをしばき倒した後、ショウとフェットチーネさんが再会。
……となります。
つまりクラム編は、ショウとミトラの全ての戦いが終わった後から始まるお話だったのでした。
・ショウ(ショウユラーメンオオモリ・カエダマ・ニクマシマシ)、マロニー(偽)
本作品の主人公。
とうとう、捨てた自分の名前を再び名乗る事になった。
ロクでもない名前だけどな!(笑)
ミトラの“主人公属性”チートをやたら強調した本作だが、実は文句なしのブッちぎりに、本当にチートなのはこの人。
チート持ちのミトラにチート無しで渡り合えるというのも
ある意味、それまでよく勝ててたよな、ミトラ。
ちなみに執筆当初の構想では、ミトラとのラストバトルで本当に死んでしまう予定だった。
そしてミトラの危険性を実感したビッグママ達が、ショウの意思を継いでミトラにトドメを刺す、というシナリオ。
そう考えると、エピローグが全く違う意味を帯びてくると思います。
フェットチーネさんの乱入で、「こんな良い女性を未亡人にする訳にはいかねえ!」と作者が考えて現在に近い形の結末の構想に落ち着いた。
いや本当、コイツは命の恩人でもあるフェットさんに、絶対に頭を上げてはいけない。
ショウ達の世界のエルフは和食系の名前である事がほとんどである。
きっとヤキザカナとかミソシルなんて名前のエルフが居るに違いない。
・ミトラ(ミソトンコツラーメン・ヤサイマシマシ・ニクマシマシ)
ショウとミトラの正式名称は、「クラムちゃんの名前に負けない(笑いの)インパクトを!」とのコンセプトで決めたもの。
裏設定としてミトラとショウは、クラムちゃんの時代よりも二〜三百年過去の世界からやって来たというものがある。
22話でクラムちゃんが「ちょっと時代がかってるけど、カッコいい名前じゃないですか」と言ってるのが、その名残り。
洋食風の名前は人間風の名前、という設定も作っていました。
結局、物語に絡める機会がなかったので、そのままお蔵入りに。
劣化版の魔剣ストームブリンガーを出すと決めた瞬間から、あのミトラの最後のトドメをこの剣にやらせる事は決定されていた。元ネタ的に。
後半、コイツが閃く《スキル》の名称を、いかに厨二っぽくするのかが楽しかったw。
・フェット(フェットチーネ・ペンネリガーテ)
さすがの姐御。主人公ショウの説得(物理)で、悲劇の回避はバッチリだぜ!
炎を操るチートはミトラ戦で使用する予定だったのに、チートを失ったミトラが予想以上にヘナチョコだったので、結局ショウにしか使う機会が無かった……。
まぁショウもミトラさえ居なければ、結構トボけた奴なのであの再会の形もありかと。
ブランも言ってたように、かなり男性的な性格。意外と乙女チックな主人公ショウと、そういう意味ではお似合い。
……おかしい。見た目のモデルにしたキャラ(サムライスピリッツの色)は、かなり儚い系だったのに、どうしてこうなった。
ショウも同じく元キャラのバージルとはかけ離れた奴になったから、ある意味そちらでもお似合いではあるか。
・ブラン(発電機ブラン)
彼女も最初はミトラに殺される予定だったキャラ。
彼女が殺された事で、ビッグママ達がようやくミトラの危険性を認識する、というシナリオだった。
何となくクラムちゃんに重たいものを背負わせたくなくなったので微調整。
なのでせっかく出したからには、とショウとミトラのタンカー上での対決に乱入させて、物語の中心に食い込ませた。
彼女の存在もショウの生存にひと役かっていると思う。
・マロニー(真)
よくよく考えると、殺されて心臓食われて存在を乗っ取られた、というとんでもない目に合わされたのに(ショウがとんでもない真似をしでかしたのに)、そのキャラクター性とショウとの会話であまりそれを感じさせなかった、ある意味凄い人。
本当ならもっともっと闇堕ちしてヤサグレた性格になってるはずだったショウが、意外と歪まなかったのは彼による所が大きい。
思ったよりも登場期間は短くなったが、第一話の一行目から記述されたキーパーソンとして相応しいキャラになったと作者は自負してます。
主人公ショウがマロニーに施した儀式の元ネタ話は、ハリウッド映画の「エンゼルハート」から。
・イミテーションブリンガー
偽りを齎らす者。本体全てをフルスペックで揃えた「嵐を齎らす者」を英語に直してはいけない。
魂を啜りとるという元ネタから、作者が半分お遊びで放り込んだもの。
原作では、こんなにお喋りなキャラではないです。
デウス・エクス・マキナを最初から登場させるのも面白いかもと思いました。
99%決着がついていたけれども、ミトラに手をかけるという血生臭い部分をかって出てくれた。
そう考えるとある意味良い奴だ。
この剣が触れていた「白子の皇子」「白面の狼」「友人殺し」「恋人殺し」は全て、元ネタのエルリック・サーガの主人公エルリックの異名。
・タリス・カー
エヴァンに一目惚れしていたのでラストのフェットチーネさんのサポートに登場させてみました。
ミトラのヘボ具合に呆れて、フェットさんがボコるのを見てるだけで満足した模様。
ちなみに登場人物の中で、純粋な「強さ」という意味では、彼女が頭ひとつも二つも飛び抜けて一番強いです。(魔物キャラを除く)
次にだいぶ離れてバローロ、エヴァン、リッシュ、ベッコフあたり。
実は主人公ショウは、純粋な武力は思ったよりも強くなかったり。(それでも主人公に
・バローロ
髭エルフのヤクザ。ウィザードリィ世界のエルフは多分髭生える。
本当はショウよりもギリギリ少し強さは上。
物語の最後には、意外とショウに良いように使われている。
・バルバレスコ
思ったよりも出番が出せなかった。
次期ビッグママ候補の最有力という裏設定があった。
・名も無き女エルフ
ビッグママの組織を上手く利用しようとしていた、舐めた性悪エルフ。
散々ミトラをディスっていたようだ。
“主人公属性”を失ったミトラは、さぞかし魅力の無い男だっただろう。
あまりにディスり過ぎてミトラの怒りを買い、殺された。
最終章の隠れたキーパーソン。
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