あれから……
これだけは知っていてほしい
心が離れたわけじゃないと 去ったあなた
あなたの心がそばにないことは
分かってしてしがみついたのは 私
もう十分に苦しんだのだから
最後にもう一度だけ
本当のことを聞かせて。
今はここで咲いているけれど、
本当のわたしじゃない
もう何十年も過ぎて
枯れてきたみたい。
いい加減
私を浚ってくれませんか。
疲れました……
同じ枯れるなら、あなたと共に最後は
枯れてしまいたい。
ほら、そこに咲いているのは
私かもしれない……
少しだけでいいから
振り返ってくれませんか
その紫の花は私です
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