　先日、東京大学近くの根津神社に行って来ました。

　以前、エッセイでも書きましたが、夏目漱石や森鴎外が座ったらしい石があり、座って来ました。

　文豪たちがこの石に腰を下ろして構想を練ったそう。

　大人が二、三人ほど座れるぐらいのベンチのような平ための石です。

　座り心地はなかなか。休憩に丁度いいです。

　実際に座って眺めた景色は、銀杏の葉っぱの絨毯が広がる良い景色でしたよ。

　紅葉した鮮やかな黄色と赤い葉は、ぱらりぱらりと空中をゆっくりと舞い降ります。

　ちっちゃな男の子が手にいっぱいの落ち葉を「わ〜っ」と上空に放り投げて遊んでいました。

　ここからの風景を眺め楽しみながら、漱石や鴎外が物思いに耽（ふけ）っていたとは感慨深かったです。

　広い敷地に木々が立ち、清々しい空気のなか、参拝客が大勢訪れていました。

　根津神社には乙女稲荷があり、千本鳥居が並んでいます。

　百を超える鳥居をくぐると、なんだか非日常の世界にトリップしそうな気分になりました。

　また、来よう。

　ツツジが有名らしいので、その頃にでもまた。

　次はゆっくり周りも散策して、素敵なカフェや何か面白そうなお店を見つけたいです。

　　　　　　（2020年12月７日記）

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