第24話 それぞれのエンデング2ドーム、スタートレ●クなトレッキ―達

ドームでは

「た、高い、気が遠くなりそう」強い風で堕ちそうになりつつも

ドームの窓にしがみつく トレッキ―な 寺崎ちゃん


「頑張るんだ寺崎くん!!」

すぐ傍の樹高工務店の大工さん達と消防署の混成チームの一人が

声をかける。


「へっ?」瞳をパチクリさせつつ寺崎ちゃん


「僕だよ僕!!」混成チームの一人が自分を指差す。

「誰?」「ほら、小さい頃、一緒に遊んだ」


「?」「高宮カトリック幼稚園で、一緒だった子?」


ぶんぶんと笑って顔を振る。

「高宮の常光寺の階段で遊んだ近所の子?」


ぶんぶんとまた、笑って顔を振る。


「博多の海の近くの海弦寺であった、親戚の法要

そこで、歳の同じくらい遠い親戚の子達と遊んだのよね」


「大工さん達 樹高工務店・・・て」


「あっ、遠い親戚の人に樹高工務店の人がいたああ!?」


「やっと思いだしてくれたね。」


「で、でもよく私の事覚えていたね!?」


「そりゃ、忘れられないさ!」  「?」


「あのお寺さん、海のすぐ傍だったろう!?

僕達、その頃まだ小さい子供だったから、子供達でボール遊びしてて


海に落ちたボールを 

僕が、蝉を取る『虫取りアミ』で取ろうとしたら、

「大丈夫? 樹高くん」て近づいて

そのまま 君、小石につまずいて そのいきおいで、僕を海に突き落としたんだ」


そう言った彼の顔は優しい笑顔を浮かべてる。


「私の事、怒ってる?」 


「そんな昔の事、怒ってないさ、

まあ、、それが原因で肺炎を起こして一週間入院したけど

嫌いな授業と苦手な教科のテストさぼれた からネ。」とアハハハと笑う


しかし、このわすか30秒後、歴史はくり返す・・のであった


地上まで、あと数メートルの位置まで近ずく

寺崎ちゃんと、その寺崎ちゃんを救助中の混成チーム。 


風に吹かれ、バランスを崩す寺崎ちゃん 

トレッキーなコスチューム(ピカード艦長・・いや、イエローだから・・)

で本当に良かった あ、バッチが・・・


そして風でワイヤーの留め金が外れてしまう


「危ない」と手を差し伸べる樹高くん 


バランスを崩した彼女が、捕まろうとして、

偶然、木高くんのワイヤーの留め金を外してしまった


「ひょええええええええええ」「うわあああああああ」


ピイ?ポ?、ピイ?ポ?、と気がつくと

救急車が迎えに来ていた


「人生二度めの入院かああ」寂しくポツリと呟く樹高くん


「樹高くんんん ごめんなさい」泣いている寺崎ちゃん


幸い、軽い骨折程度で、済んだ樹高くん


寺崎ちゃんは樹高くんを

下敷きにしたので、奇跡的に軽い打ち身のみ


「ああ、気にしないで

明日、文句といやみな受注先の会社の社長に会わずに済む

理由が出来たから、解放されたよ


これでやっと兄貴に交代してもらえる


喧嘩中の恋人を呼び出す理由も

出来た それが一番嬉しい,


まあ、見舞いがてら、遊びに来てね?


それにそのコスチューム あのスタートレ●●だね


いいなあ


未来の宇宙でさまざまな始めて会う


宇宙人とお友達になったり

冒険をする話 僕もファンなんだ、今度、お話聞かせて?」


ちょっと嬉し気な樹高くん  



「・・・・」救急車を見送る 寺崎ちゃん達であった。

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