100から始めるヘンテコスローライフ

眞白

転生??

「突然ですがあなたは死にました」

「え?すっごい雑だね?」

「まぁ、なんかごめん」

「は?」

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俺こと檜山総一郎はいま国会議事堂のよくテレビに映るとこのど真ん中にいた。

別に俺は国会議員などではない。ただの平社員である。

待ってほしい、言いたいことは分かる。なんでお前はそんなとこにいるんだって話だよな。ならば答えよう「俺だってわからん。」と。

分かんない事は知ってそうな人に聞いてみよう!とよく大人に言われて育っている日本の教育を受けていた俺はとりあえずこのクソ広い所にいることになった元凶っぽいヤツに聞こうと思い話しかけた。


「おいクソガキこれはどういう状況だ?」

「お主初対面で失礼な奴じゃな」


ロリババァだった。いやババァかどうかは知らんが口調はババァだったというべきか。


「あー悪かった。それでロリ、この状況を作り出したのはお前か?」

「言うに事を欠いてロリか?まぁ良い。この状況はです....はの。ああもうめんどくさい!確かにこれは私がやったのよ」


なんか勝手にキレ始めた。

あとババァ口調はキャラだったらしい。あまり触れないでやろう。


「それで?どういうことなんだ?」

「あぁそうね説明をしないとね。んんっ...

 突然ですがあなたは死にました」

「え?すっごい雑だね?」

「まぁ、なんかごめん。あなたが死んだのは私のせいなのよ」

「は?どういうことだ?」

「私は一貴方の世界で言うところの神様ってやつなのよ」

「はぁ」


まぁこんあことができるくらいなんだから俺の夢でもなけりゃ神様くらいしかできないか。

だがこいつのせいで俺が死んだってのはどいういう事だ?


「それで?」

「あなた随分物分かりがいいわね...まいいわ、本当はあなたではなくて別の人だけが死ぬ予定だったのよ。これから大量殺人をしようとしてた奴をね。あなたはそれに巻き込んでしまったのよ」

「追いふざけんな。まだチェリーだったんだぞ!!!!」

「は?そこなの?ねぇ、気にするのそんなとこなの?」

「そんなとこだと??!!!」


大事なことだ!と言い返したかったが一瞬冷静になると20代のオッサンが、

ガキに迫っている。という絵面でどことなく犯罪臭がしたのでやめた。


「もう、いいや。それで?」

「急に大人しくなったわね」

「あ、そういえば俺はなんで巻き込まれたんだ?よく覚えてないんだが」

「指名手配中だった奴の車の事故で処分しようとしたら酔ったあんたが突っ込んできたのよ」



あぁ。そうだ思い出してきた。高卒で入った会社の上司だった人に一目惚れして20になったからとか言って告って振られてやけしたんだったわ。

んでべろんべろんになって神様も予測できないような挙動をして巻き込まれたと。

あれ?このロリなんも悪くなくね?


「あの、なんかすんません。俺のせいでてまとらせて」

「ん?あぁ言っておくけど、あんたが悪いわけじゃないのよ。私が寝ぼけたまま確認してたから見落としただけ」

「俺の申し訳なさと命を返せ!」

「無理よ」


まじでこのロリどうしてやろうか。


「と言いたいところなのだけどね。さすがに私も悪いと思ってるのよ。だから別世界の転生で許してくれないかしら」

「転生?」


なんかすっごいファンタジー!!なんて馬鹿なことを考えている場合でもないっぽい。

転生ってあれか、ラノベにありがちのあれなのか。


「どんなとこなんだ?」

「色々あるわよ、剣と魔法の世界とか、超科学文明の世界とか」

「ちょっと待って世界多くね?」

「んんーまぁそうね、私が管理しているのはこの3つだけ」

「そんなもんか私がってことは他にもあんたみたいのがいんの?」

「いるわよー」

「そか」

「それで?私の管理してるとこならどこでもいいわよ。正し地球の場合はただの輪廻転生になっちゃうけど」

「まぁそうだよなぁぁぁ」

「ごめんなさいね」


どうするか。

どうせなら科学よりはファンタジーがいいなぁ。


「剣と魔法の世界にしたとして、どんな風に転生するんだ?」

「ある程度ならあなたの望んだとおりにする予定よ」

「なら楽したい」

「あんたすごい正直ね?!」

「だって、なぁ」

「まぁいいわ。ならお店でもやる?旅人の設定でここに定住します見たいな感じで」

「適当だな。そんなんで楽できんのか?」

「この女神の加護をつけるから大丈夫よ。変なことに利用したら容赦なく取り上げるけど」

「そか。ならそれでいいかな。あとあんまり人が多くないとこがいいな」

「分かったわ。あんまり少なすぎるとお店が難しくなるから...

港町とかでいいかしら」

「それでいい」

「で、何を扱うお店がいいの?」

「あー、急だったからなんも考えてないんだよな」

「なら最初は私が野菜とか薬草を袋に入れて渡すからそれがなくなるまでに決めるといいわ」

「どのくらいだ?」

「んー最低でも一か月は持つわ。それも魔法の袋だから中に入れておけば痛んだり腐ったりはしないわね。あとー、あっ、袋の中にしばらく暮らせるだけのお金は入れておくわね」

「ん、それは本当にありがたい」

「あと、あなたが死なないように女神の力を与えておくわ。でもこれは自衛の時か、心の底からあなたが求めたときじゃないと使え名から気を付けてね」:

「ん。何から何までさんきゅ。ぼちぼち頑張ってみるよ」

「もとは私のせいだからね。このくらいはするわよ。じゃ、いってらっしゃい」


そう言った時のロリは慈愛に溢れていてとても美しかった。


「行ってきます」


俺は光に包まれながらそう返した。

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