前のエピソード――２０２４年７月１７日　流行の兆し

青森のねぶた祭りは毎年固定の８月２日ー７日。ねぶた祭りが終わると、秋に突入が通年。ただ最近は猛暑で、ここで油断すると、農作物は夏枯れするという緊張感。農業従事者じゃないでしょうも。青森県民は品質にめざといので、売上が振るわないに反映されます。まあ不景気の根底にあるものは、まず品質です。

それで判家氏、ねぶた行ったの。行きません。まず人混み嫌いなのですが、どうにもこうにも、遠征組のノーマスクが流石に。コロナ禍の波来てると言うのに、グローブ無しでぶん殴られるのはどうにもかなと。コロナ禍明けと、観光客も関係者も勘違いしているのはどうかなと。

今日時点のねぶた祭りの人出は９８万人。集計は前年割れの-3万人。ここはちょっとカラクリがあります。今年の集計方法はスマートフォンのGPSからのビッグデータ集計。個人情報は…と誰も言わなかったのか。確かに理想的ですが、外国人観光客のデータは含まれていません。でも近々出来るとは言ってます。中継基地のIPで拾ってるでしょうね。

理想なのは、去年と同様のAIによる集計ですが、認識不可能がままらしいです。確かに、道なりはごった返していますし、人との感覚は50cmも無いため、顔が被るし、女性子供は身長低いので、カメラで認識出来ないのは当然。

いやいや、正面から撮ったらそれはそうでしょう。ただ、仮にもアーケード街なので、天井にカメラ設置して機械カウントすれば良くないかなと。そもそも、子供から老人迄スマホ迄持ってるのか。持ってないでしょう。

でも確かに観光客は少ない印象です。昼間の観光客が少なすぎるなと。所用で２度青森市新町をぐるり見渡しましたが、昭和ほど観光客いないのですよ。これは新幹線の影響かなと。

本州最北端は、その気になれば、新幹線ですぐ来れます。東北地方であれば下手すると日帰りでねぶた祭りに参加出来ます。

ここですよね。便利になりすぎて、夜迄の時間を潰す必要がないのです。ここが…昭和だったら、昼間から飲み食いして時間潰して、泊まりがけなので、ねぶた終わるとまた深夜迄宴会。そりゃあ、青森市のお店繁盛しました。私の家は酒屋だったので、１日３往復の配達はザラです。

それがですよ。新幹線開通めでたい。しかし、ねぶたのその時間しか観光客いないし。そして、人口減で新町がさびれ始めて、時間を潰せる飲食店が全盛期１／４位。しかも、大凡のお店が１７時で終わるなんて、人口減のカウンターきついですね。

そんなこんなで、ねぶたのバリューネームは拡散すれど、祭りのリピーターを産みにくい環境です。有体に言えば味気ない。ねぶた祭りが終わって、ホテルに帰ったり、駅に直行したり。申し訳ないなと思ったり。

今年のねぶたのトピックは、なまずねぶたですか。

・能登半島に思いを馳せて…中学生がデザインした『龍神と大鯰』青森ねぶた祭始まる(テレビ朝日系（ANN）)

#Yahooニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ff2b790644a6752c5628654053fd688067db4f9?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240809&ctg=dom&bt=tw_up

今年正月の能登大震災を受けて、被災地への応援企画です。中学2年生の高橋悠真さんが考案し、ねぶた師の内山龍星がアレンジメントする。そして『龍神と大鯰（おおなまず）』を運行の運びに。胸が正直に熱いです。被災者の誰もがですけど、何で俺達私達なのです。誰かに気に掛けて貰ってる、ここは正直にありがとうしかありません。

私の住んでいた浦安も、東日本大震災で被災しました。私のマンションは浴室にヒビが入った位のものですけど、気にかけて貰ってた時は、正直嬉しいものです。震災で何もかも失うのではなく、まだ縋る術があるのは、それは希望と言うものです。

ねぶたが出来る可能性って、まだまだ有る筈なのですよね。