2024年6月7日 資産売却

両親が亡くなり、最後に残った資産のテナントも等々売却する。価格としては、地価と建物評価としては基準値。ただ立地が公園前と、町の角なので価格以上のお得感は有り。そこを見越して、現在のテナントも新業種に挑んで成功はしている。


正直、生きている内に売るのは嫌だった。ただ、築年数も結構経っており、解体費用が軽く60−100万の見積もりなので、持っていても負債になるだけで、売らざるを得なかった。


結婚もせず子供もいないので、頑張って運用しように至らない。年が離れている妹に綺麗に引き渡したかったけど、申し訳ないけど、運転資金がどうにもない。兄として非常に面目ない。非常に情けない。


このテナントは、実は祖父がむつから出て勝負を掛けた物件だった。むつは軍港だったものの、日本軍もGHQも撤退して、復興して行く青森市で一旗上げようは必至だったはず。その公園前の場所は、桜祭りに、海水浴場付きに、青森県甲子園予選。昔は競輪場もあったので、流石目付けとし言いようがない。その借入資金も、相当金策に走って、青森ではない盛岡の銀行から融資している。その日々の苦しさから、結構な数の根抵当も入っている。


祖父はすれ違いで亡くなっているので、同時期に出会っていたなら、何か一言あって、私はそれを守っていたかもしれない。ただ、いかんせん生来の身体の弱さなので、今日迄生きて、円滑に資産売却出来た事は、ちょっとは褒めて貰っても良いとは思う。


そもそもの売却に至った経緯も、コロナ禍で1年半以上もテナントの借り手がおらず、その中で父母も亡くなり、金銭面で積んでしまったのが。しんどいよ、本当新型コロナ。その辺つけらっとしている隣の大国も、改めるとどうなの。賠償してくれとは、私始めて誰も言わないけどさ。日本のコロナ禍の支援金対策が空き家に及ばなかったのはどうかですよ。岸田首相。

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