ナンセンス・インディペンデンス

手袋と風船

5分前ハッピーバースデー説


「てかさー。もしも5分前にこの世界が丸っと生まれたらの話なんだけど」

「なんの話しだよ。それ」

「わたしの初仕事、カップラーメンにお湯を注ぐになるんだよね」

「じゃあ、私の初仕事は、そのカップラーメンを食べることになるわけか」

「半分こしようよ」

「……いいよ」

「じゃあ、世界の誕生日を祝して」

「いや、その説でいくとみんな今日が誕生日だからね」

「おめでとう」

「……おめでとう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る