第3話   天の川




 天の川、星一つにさえ届かぬ この思い


 濡れた短冊 流れゆく


 声にならず


 言葉にさえできずに


 もどかしさの中で


 つづった思いのすべてが


 笹の葉とともに揺れる


 毎夜 訪れる恋しさへの涙


 願いは ただ一つ


 そばに いたい

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