第16話 帰路に着いたら宴を開いて(後編)


前書き


久しぶりの更新。しっかり愛を深めていく。




第16話 帰路に着いたら宴を開いて(後編)


家に伽羅の湯船を配置してもらった際に旅館の源泉を繋いで頂いた。食器を洗い終え、湯船の前に小さな木造の1室を設けたので着替える。床は畳で和の雰囲気が良い。


想里愛「室内はそれほど寒くないですね♪」


翠「そうだね、これなら一気に脱いでも大丈夫!」


咲桜里「わーミドリちゃん脱ぐのはやーい!サオリだって!」


すごい勢いで視界が目の保養で埋め尽くされてゆく。お風呂に入るので、裸になるのは当たり前の事である。室内の暖かさに感謝だ。リノアちゃんも当たり前のように神聖そうな羽衣や衣服を畳の床にたたんで置いている。とてもきれいなお肌をしている。


真樹「じゃあ湯船まで行こっか!」


襖を開けて少し石の上を歩くとさっそく湯船に到着する。


里乃愛「まだまだ寒いから、白い湯気がいっぱい出てるね!」


僕は桶で4人にかけ湯をする。僕もかけ湯しようとしたらリノアちゃんがかけてくれた。


里乃愛「真樹くんっ!助けてくれてありがとねっ♪」


不意に抱き着いてくれる。僕は驚いたが頭を撫でながら、うんうん良かった♪と返事をする。安心してくれているようで良い笑顔だ。僕は体に伝わる感触にも感謝する。みんなもぎゅ~してくれて、その後湯船に移動する。


想里愛「あったか~い♪」


真樹「今さっきも温まったけど、湯船もすごく良いね♪」


咲桜里「お家に温泉あるのっていいね♪」


翠「体に良いね♪」


里乃愛「真樹くんのお家も、景色良いね♪」


樹々が多いが庭のほうからも街の灯が見おろせる。こちらの景色も確かに良い。みんなの綺麗なお肌を見ながら僕はそう考える。みんなで街並みを半身浴しながら見る。ミドリのも成長してきたな・・・リノアちゃんのはサオリに負けないぐらい大きい。僕は思わず釘付けになる。不意に目隠しをされる。


咲桜里「だ~れだっ?♪」


真樹「サオリかな?♪」


咲桜里「お兄ちゃん、すご~~い!よくわかったね♪」


いつもと同じ口調なのですぐにわかった。頭に柔らかくて大きいものを2つ乗せられながら聞かれるのはすごく気分が良い。僕も逆に目隠しをしてみようかな・・・?さっそく不言実行だ。


真樹「だ~れだっ?」


想里愛「わっ・・・真樹さんです♪」


真樹「ソリアはすぐわかってえらいねっ♪」


ここぞとばかりに頭を撫でていちゃつく。ソリアは景色を見るのをやめて嬉しそうに隣に寄り添ってくれる。みんな満足するまで景色を見れたようで湯船に浸かり直す。


里乃愛「あたしも今度旅館に連れて行ってね♪」


翠「にぎやかで良い事だね♪」


真樹「うんうん、行こう行こう♪」


お金はたんまりあるし、リノアちゃんの分は余裕をもって支払えるだろう。次に行くときは屋形船にみんなで乗ってみたいなぁ。


咲桜里「お兄ちゃん、サオリにシャンプーしてー!」


翠「ボクもボクも~!」


横に備え付けてあるシャワーの椅子に二人が座る。このまえ雑貨屋で買ったうさぎさんの椅子だ。意外と大きく丈夫そうなのが高ポイントだ。湯船で十分温まったおかげでしばらく湯冷めはしないだろう。


真樹「この森の香りのシャンプー、良い匂いするねっ♪」


咲桜里「そうだね!でもサオリのほうが良い匂いするから、お兄ちゃんかい・・・」


湯船に鎮座する大いなる森の守護者が見守ってくださっており、サオリの匂いをかぐのは阻止された。


想里愛「二人もシャンプーしてたら真樹さんが湯冷めしちゃいますよ、あたしがサオリを洗っておきます♪」


咲桜里「ギギギ・・・」


おや、以前もこのようなシーンをみたような・・・確かに湯冷めしたらいけないな。僕はミドリの髪を洗い始める。ミドリは魔法を使いすぎたのとだいぶ走ったのとで、だいぶお疲れのようだ。


翠「真樹のシャンプーが上手で危うくこのまま眠りの国へ旅立ちそうだったよ~」


真樹「しっかりお布団で寝ないとねっ」


リノアちゃんがいつの間にか湯船から上がっていて、僕を後ろからぎゅ~っと抱きしめてくれる。


里乃愛「真樹くん、私も早く洗って欲しいな♪」


真樹「任せてっ!」


想里愛「リノアちゃんの次はあたしもお願いします・・・ねっ?♪」


かわいく首を傾げるソリア。さっきよりも早く任せてっ!と返事をする僕。


咲桜里「ちょっとお姉ちゃん!さっきから何も無い空中をシャンプーしてるよっ!」


想里愛「もうサオリったら、気付いてるなら早く言いなさいよねっ」


これが噂に聞くエアシャンプーかな?今度はしっかりシャンプーできているようでサオリは気持ちよさそうな横顔を見せている。そうこうしているうちにミドリとサオリのシャンプーを終える。体もしっかり洗っておこう。しっかりとミドリの全身を手洗いする。洗ってる最中に気付いたが、明らかに前よりも前の膨らみが大きくなってきた。成長期というやつだろうか。前の膨らみを念入りに手洗いしているが形も柔らかさもとても良い。


翠「真樹に隅々まで洗ってもらえてボク満足だよっ♪」


真樹「おおっ、それは良かった♪」


ソリアはトイレに行ってしまったので、サオリも手洗いしていく。


咲桜里「お兄ちゃん洗うの上手だね♪」


真樹「そうかな♪しっかりきれいに洗わないとねっ♪」


僕は上機嫌で手洗いしていく。ふとももも胸もとても良い感触だった。毎日手洗いしたくなるなぁ。

サオリとミドリが湯船にゆっくり戻っていく。

リノアちゃんが椅子に腰かけ僕の方を向く。目が合いドキッとしていると・・・。


里乃愛「私もしっかり手洗いできれいにしてねっ♪」


とびきりの笑顔でお願いしてくれる。これは洗い甲斐があるぞ。


真樹「うんうん、きれいに洗ってぐっすり寝ないとね♪」


想里愛「あたしの番まで、こうやって待ってますね♪」


先ほどのリノアちゃんのように、ぎゅ~っと抱きしめてくれるソリア。ここは天国だ。リノアちゃんより抱きしめてくれる力は強く感じる。だがそれがいい。背中に神経を集中させつつ、手先にも神経を集中させてリノアちゃんを手洗いしていく。


真樹「かゆいところはないかな?♪」


里乃愛「ここがかゆいよ~」


下乳の部分がかゆいようだ。僕はよく石鹸で手を泡立ててから手首に乳を乗せる形で、かゆいと思われる部分を洗っていく。汗疹になったら大変だからな・・・事前に予防する事が大切だ。


里乃愛「真樹くんそこっ、そこがかゆかったのぉ~」


気持ちよさそうな顔で洗い終えるのを待っている。しっかりきれいに洗ったしこれで大丈夫だろう。

年齢的にはソリアと同じだろうか。張りの良いふとももも丁寧に洗う。異世界の土地柄だろうか・・・おそらく木々が日影を作ってくれているおかげで、肌は陽射しに焼かれておらず色白でとても魅力的だ。


里乃愛「真樹くんっ♪きれいに洗ってくれてありがとねっ!」


真樹「ふふっ♪お安い御用だよ!」


リノアちゃんもゆっくり湯船に戻っていき、サオリ達と楽しく話し始めている。親睦が深まって良い事だ。


想里愛「真樹さん、こっち向いて♪」


振り向くと熱い口付けを交わしてくれる。びっくりしたがそれ以上にとても嬉しい。


想里愛「えへへ、あたしをきれいにしてねっ?♪」


真樹「うん・・・♪」


あまりの可愛さに僕は言葉も出ない。天使を100%きれいにするのが僕の使命だ。そうか・・・僕はこのために生まれてきたんだっ。(悟り顔)

都合よくみんな湯船に居て、湯気で遠くはうっすらとしか見えない状況だ。僕は洗う前に強くソリアを抱きしめて唇を重ねる。


想里愛「ん・・・♪真樹さん積極的・・・♪」


真樹「ふふ・・・♪無事リノアちゃんを助けて冒険が一段落したから・・・いっぱいソリアと愛を深めちゃうぞ♪」


想里愛「いっぱい二人きりで愛を深めましょう♪」


しばらく文字通りソリアを離さず愛を深めるが、湯冷めや湯船へ戻る事も考えなければならず続きは寝る前にする事になった。今はしっかりきれいに洗わなければならない。


想里愛「最初にお家の中での湯船で過ごした頃も楽しくて温かくて良かったですけど、今日の露天風呂もとても良いです♪」


真樹「そうだね、お家のお風呂も落ち着いて過ごせて良いよね♪今日も楽しんでくれて良かったよ♪」


いっぱい頭を撫でて頬にキスしつつ、頭を洗い終える。体のほうも時間をかけて丁寧にゆっくり洗いあげていく。


想里愛「真樹さんはあたしが洗いますね♪」


真樹「やった~!お願いしようかな♪」


上から下に静かに、しかし丁寧に手洗いしてくれる。どうしてもくすぐったくなるが、みんな同じだと思うし我慢しないとな。タオルを使うのも良いのだろうが、僕は手洗いが一番良いと思う。


真樹「ありがとね、ソリアのおかげできれいになったよ~♪」


想里愛「えへへ♪お役に立てて、あたし嬉しいです♪」


シャワーで洗い流して、もう1回ラブラブなちゅ~をしてから手を繋いで湯船に二人で戻っていく。


咲桜里「あ!二人ともおかえり~♪」


翠「それで、夜にみんなで屋台見に行ったんだよ♪」


里乃愛「私も今度連れて行って~♪」


楽しく話をしている様子だ。5人で屋台を回るのも楽しいだろうな。また皆で行こう。


想里愛「また屋台のアイスも食べたいです♪」


真樹「美味しかったよね♪今度はリノアちゃんも一緒に行こうね♪」


里乃愛「リノアって呼んでもいいよ♪」


咲桜里「サオリはリノアちゃんって呼ぶ~♪」


翠「ボクもリノアちゃんって呼ぶと思う♪」


僕以外はちゃん付けで呼び合うようだ。仲睦まくて良いと思う。明日は昼に釣りに行き、夜はこのまえ行った旅館で宿泊する事にした。海辺にするか山沿いの川にするか悩みどころだ。少し上流の川で岩魚を釣りたいところだ。夜遅かったが電話をすると部屋は空いていたので5人の予約を済ませる。今度行くのが楽しみだ。


咲桜里「お兄ちゃん、のぼせてきたからそろそろあがろ~?」


真樹「そうだね、皆ももうあがる?」


露天風呂を十分に満喫できたので、皆畳の部屋まで戻っていく。タオルでふくと、サオリやリノアは畳の上で仰向けに横になる。だいぶのぼせているようなので僕は冷蔵庫から牛乳を5人分持ってきた。皆の風呂あがりにはこれだぜ~って満足気な笑顔を見る事ができてよかった。飲むのは僕が一番早かった。


里乃愛「真樹くんすご~い♪」


想里愛「さすが真樹さんですっ♪」


翠「ボクもいつか一番早く飲むぞ~♪」


なんてことない事なのに褒められてすごく嬉しい。みんなヨイショするのが上手だなぁ。


真樹「リビングに戻ったらおいしいデザートもう少し食べてから寝ようか?♪」


咲桜里「やったね、さすがお兄ちゃん♪」


せっかくなので買った服を着ようと言う話になり浴衣を皆で着る事になった。ソリアと僕は白い生地の苺の浴衣を、サオリは赤い生地に白いウサギさんの浴衣を、ミドリは白い生地に桜の樹と花びらの舞っている浴衣を、リノアはソリアが着ている赤い生地の白いハートが描かれた浴衣を着た。素人ながら僕がなんとか着付けをする。一応形になったようだ。テーブルに腰かけ杏仁豆腐とコーヒーゼリーの2択で皆に選んでもらった。僕とソリアはコーヒーゼリー、サオリとミドリとリノアは杏仁豆腐を選んだ。


里乃愛「どれも初めて食べるけど甘くて美味しいね♪」


翠「真樹のチョイスは完璧だね♪」


咲桜里「さすがお兄ちゃん♪」


想里愛「えへへ、あたし幸せです~♪」


真樹「喜んでくれて良かった♪」


お金はあるし次からは高級な杏仁豆腐やコーヒーゼリーを買って皆に食べてもらおう。楽しく夜は更けていく。もう日を跨ぎそうだ。大きい部屋に布団を4つ敷き眠りにつくことにする。


想里愛「真樹さん、今日は月が綺麗ですね・・・(ハート)」


真樹「そうだね♪札束に描かれた人が書いた本でそんな台詞を聞いた事があるような・・・」


想里愛「そのつもりで言ってます♪」


サオリがお姉ちゃん何々~?と聞くが、ソリアは正面から僕を見つめ続ける。僕は顔を赤くしながらも、今日は月が綺麗だねとソリアに言い返す。


翠「今日は三日月だね~。」


里乃愛「みんなの微笑みを想い出すよ♪」


皆三日月を見た後に目を閉じて、頭の中で誰かの微笑みを想像しているようだ。そしてまた眼を開く。


想里愛「そうですね、真樹さんの優しい微笑みを想い出しました♪」


咲桜里「サオリも助けてもらった時の泣き笑いの笑顔を想い出したよ♪」


翠「ボクは神社で呪いが解けた時のみんなの笑顔を想い出した♪」


里乃愛「私も・・・みんなありがとね♪」


部屋の広さの都合で真ん中の布団に2人で入る必要がある。今日の主役のリノアが真ん中で眠る事になった。圧倒的な速度でもう片方の隣にソリアが来てくれた。お姉ちゃんずるい!とサオリが抗議していたが僕とミドリが少しトイレに言っている間に魔法で姉妹の様子を見守っていると、あたしや真樹さんが助けなかったらサオリに今の生活は無いのよ…と、どや顔でソリアが言い放ちサオリはギギギ・・・の顔をした後リノアの隣に移動していった。僕とミドリはゆっくり部屋に戻ると笑顔のソリアと某アニメの敗北者のような顔をしたサオリがいた。可哀想だと思ったようでリノアがサオリに場所を譲ってくれてサオリは満面の笑みで隣に来てくれた。やはり笑顔が一番だ。近くでサオリを見ると浴衣がはだけてしまっている。まぁ掛け布団で隠せるし大丈夫だろう。


真樹「楽しいけど、遅くなっちゃたし今日は寝ようか?」


みんなおやすみなさ~い!と元気良く返事をしたので電気を消して横になる。そして静かに時間は流れてスースーと寝息が聞こえ月に雲が掛かった頃・・・。


想里愛「真樹さん・・・♪」


真樹「まだ眠くないの?♪」


想里愛「コーヒーゼリーのカフェインが効いているのかもしれません♪」


真樹「そうだね、僕も効いているのかも・・・♪」


ソリアは手を繋いで静かに立ち上がり僕の手を引いていく。僕が旅館にお願いして作ってもらった暖炉の部屋まで移動する。建物の位置は、庭に出て露天風呂の少し先まで歩いてすぐ着く。火力をあげて、畳の上にタオルを敷けばサウナとして機能するだろう。寝室からはある程度距離があるので、物音でみんなが起きる事はないだろう。


想里愛「暖かいですね♪」


真樹「そうだね♪薪は豊富にあるし、この時期には有り難いね♪」


薪が奥で紅く燃えて静かに爆ぜる。僕とソリアの愛を表現するかのように長く途切れる事無く、この部屋を照らす。外に出て冷えてしまった体が段々と温まっていく。


想里愛「ふふ、真樹さんとお揃いで嬉しいです♪」


浴衣を僕に広げて見せる。暖炉の明かりで白いはずの浴衣は仄かに紅く色付く。


真樹「ソリアとお揃いで僕も嬉しいよ♪」


僕は襖の物置きから持ってきた布団を敷く。女の子座りをするソリア。


想里愛「・・・おいでっ?♪」


真樹「ソリアのおかげで心が癒されていくよ♪」


想里愛「あたしも真樹さんやみんなのおかげで毎日充実してます♪」


僕も座ると思い切り抱きしめてくれる。僕も背中に手を回してソリアの温もりを感じる。


想里愛「十分暖炉で温まったので、この浴衣・・・とって欲しいです♪」


真樹「ま、ま、任せてっ!」


かなりはだけていて魅惑的だったので緊張してしまった。ゆっくり浴衣を脱がして部屋の隅に畳んで置いた。より魅惑的なソリアが僕の前にちょこんと座っている。


想里愛「真樹さんも・・・♪」


真樹「あ、ありがとう・・・♪」


ソリアは僕の浴衣を同じように部屋の隅へ重ねてたたんで置く。その時のソリアの体勢に思わず釘付けになる。


想里愛「真樹さんにしか見られないので、は、恥ずかしくないんですよっ?」


真樹「僕だけソリアをじっくり見れて嬉しいなっ」


顔を赤らめつつ隣に寄り添ってくれて愛しく感じる。頭を撫でて長く唇を重ねる。そしてそのまま共に横になり重なる。


想里愛「真樹さんの愛が強くて、ちっとも身動きとれないです♪」


真樹「ふふっ、ず~っと離さないよ♪」


想里愛「はい・・・♪」


時間が経ち暖炉の火力は弱まっている。あのままの火力では汗が止まらなくなってしまうと思うので丁度良かった。


想里愛「こうして二人で過ごす時間がとれて嬉しいですね♪あたし待ちきれませんでしたっ!」


真樹「僕もだよ♪いっぱいソリアの可愛い声を聴いちゃうぞっ♪」


想里愛「あっ・・・♪」


頬に手を添えて口付けしながら、柔らかくて巨きな乳房を揉みしだく。圧倒的な存在感と張りがあり重力に全く負けておらず、とても素晴らしい。僕は深く舌を絡ませていく。


想里愛「んぅ・・・真樹さんに愛されてる・・・♪」


火照り蕩けた甘い顔のソリアを愛しく抱きしめる。華奢な体で一生懸命抱きしめ返してくれる。薪の熱よりも熱く二人の愛が色濃く燃えていく。


想里愛「あたし、いっぱい真樹さんの美味しい料理食べてしっかり成長して、真樹さんにこうやって可愛がってもらいます・・・♪」


真樹「うん、いっぱい美味しい料理食べあいっこして夜にも可愛がるね♪」


想里愛「はい・・・♪あっ」


僕は美味しそうな山頂の小さな苺を口に含む。柔らかくて甘くて最高だ。僕は美味しそうに音を立ててたっぷりと吸い上げる。ソリアの甘くて可愛い声を聴きながら時間をかけて揉んで吸い続ける。優しく僕の頭や背中に腕を回してくれる。


真樹「すごく美味しいよっ」


想里愛「はあはあ・・・あたし達の将来の赤ちゃんの分が無くなっちゃいますよっ」


真樹「へへっ・・・無くなっちゃうね♪」


想里愛「あぁんっ♪」


どうやら将来を見据えてしっかりネットでお勉強しているようで頼もしい限りだ。

僕は強めにソリアの果実を吸ったり揉んだりする。僕の色に染めていく。


想里愛「はあはあ・・・あっ真樹さんの真樹さんが・・・」


想里愛「あたしでこんな風になっちゃったんですね、嬉しい・・・♪」


真樹「うん、ソリア大好きだからこうなっちゃったよ・・・♪」


想里愛「わぁ、暖炉に負けないぐらいあったかいですね♪」


ソリアは僕の部分に手のひらを当てて握って温度を確かめているようだ。小さく柔らかい手に触れられて僕の部分はすごく喜んでいる。どんな強大な敵も倒せそうな聖剣に仕上がっていく。


想里愛「この熱さだけあたしへの想いが・・・」


ソリアは顔を近づけて、ぺろりと僕の先っぽを何回か舐めてくれる。


想里愛「コーヒーとは違った・・・ほろ苦さがありますねっ♪まるで・・・あたしと真樹さんの初恋のようです♪」


恥ずかしそうに感想を述べるソリア。僕は心のスクリーンショットにこの光景を保存した。


真樹「ソリアと大事な初恋を育てて行くね♪」


想里愛「嬉しいな・・・一緒にどこまでも育ててね?♪」


僕の手を胸に押し当ててくれる、すごく暖かくて鼓動が大きく早い。


真樹「うん、もちろんだよ!」


想里愛「えへへ♪」


僕はまた、身動きできないぐらい愛を込めてソリアを上から抱きしめる。また頭を撫でて長い時間キスし続ける。


想里愛「はあはあ・・・あたし、早く真樹さんとひとつになりた~い♪」


ソリアが足を絡ませて抱きついてくれる。自然と僕の先っぽがソリアの秘境に照準を合わせる。


真樹「嬉しいな♪僕もソリアとすぐにひとつになりたいよ♪」


僕はソリアの美味しい果実をたっぷり吸った後、ふとももを広げて秘境を舐め始める。しばらく口に手を当てて声を抑えて我慢していたが、秘境の奥も丹念に舐めると可愛らしい声が漏れ始める。


真樹「ソリアのここも、熱くなってるよ?♪」


想里愛「は、恥ずかしい・・・♪」


思わず顔を隠すソリア。時間をかけてたっぷりソリアの秘境も可愛がる。ダンジョンの内部は大量の溶けたアイスクリームのようになっている。そう考えつつ可愛がり続けるがまるで甘い蜂蜜のようだ。ソリアの手首をつかみゆっくり外すと頬を朱色に染めた天使が僕を見つめる。唇を重ねて抱きしめると、高熱の温もりが伝わり足を開いて密着してくれるので、僕は聖剣の切っ先を秘境の入口に冒険させに向かわせる。


想里愛「あん…当たってるぅ…♪」


真樹「すごく熱いよ…♪当ててるよ♪」


秘境の入口に押し当てる度に、聖剣は拒まれる事が無く深層へ導き包み込もうとしてくれる。きっとすぐに一つに繋がれる。薪も僕達を歓迎するように激しく燃え続ける。


想里愛「はあ・・・はあ・・・」


ふとソリアを見ると少し目が虚ろで汗がすごい。おでこに手を当てると熱がすごい。まずい脱水症状だ。


僕はタオルで汗を拭き暖炉の火力を弱めて換気で扉を開けて水を取りに行きすぐに部屋に戻る。

まだ起き上がる元気はないようで、寝たまま少しずつ水を飲んでもらう。汗を拭き直しつつ30分程布団に眠るソリアを見守る。少し良くなったのか起き上がって話しかけてくれた。


想里愛「もう大丈夫です♪心配かけてごめんなさい」


真樹「大丈夫?ごめんねすぐ気付かなくて・・・」


想里愛「いえ・・・あたしもすぐ気付かなかったです・・・」


水の常備と火力の調節が今回の反省点だ。この部屋での長居はあまり良くないのかもしれない。


想里愛「うっかり体調を崩しちゃったけど、真樹さんに愛してもらえてあたし幸せですよ?♪」


布団から出て寄り添ってくれる。ソリアの優しさと幸せを噛み締めつつ冷えないように掛布団をかぶせて二人で包まる。


真樹「元気になってくれて良かったよ、そう言ってもらえて僕も幸せだよ・・・」


まだ病み上がりなので優しく緩めに抱きしめる。汗は引いたようだ、すぐ回復してくれると良いのだが・・・。


真樹「今日はこの部屋で休んだほうが良いねっ。庭で体冷やしたら良くないし・・・。」


想里愛「休んだら良くなったので、みんなの寝室に戻って眠る事にします♪また・・・愛してくださいね?♪」


真樹「そうだね、みんなで寝ようか♪うん、もちろんだよ!」


想里愛「えへへ・・・♪」


しばらくソリアが満足するまで甘え続けられる。僕としてもそれは大歓迎だ。一日中甘えられていたいぐらいだ。掛布団の中でソリアと愛を深めていく。いっぱい撫でて欲しいとおねだりされたので、洗練されたなでなでをソリアにする。この時間が一生続けばいいのに・・・。あっという間に愛しい時間は過ぎてゆく。


想里愛「名残惜しいけど、そろそろ寝室に行きます?また夜に真樹さんと二人きりになれますし♪」


真樹「そうだね♪今日は眠って、またソリアとの夜を楽しみにするよ♪」


僕は畳んであった浴衣をソリアに着せる。同じ浴衣なので試しに僕の浴衣を着てもらったがサイズがかなり大きくぶかぶかだった。


想里愛「真樹さんの匂い~♪」


スンスンと匂いを嗅がれると恥ずかしいが嬉しい気持ちも強い。僕はサイズの都合上ソリアの浴衣を着る事も匂いを嗅ぐ事もできず残念だ。ソリアが僕の隣に来て顔を胸元に埋めさせる。


想里愛「あたしだけが匂いを満喫したら悪いので・・・♪」


真樹「あ、ありふぁとう・・・」


僕とソリアは満面の笑みで部屋を出て庭を通る。露天風呂の湯船を通る天使の姿は幻想的で美しい。下駄も買えば風情が出てより良くなるに違いない。今度買いに行こう。


想里愛「みんな眠っていますねっ」


真樹「そうだねっ、みんなと一緒に起きれるように僕達も寝よっか?」


起こさないように静かに囁く。みんな良い笑顔で眠っている。

ミドリとサオリの寝ぐせがすごくて敷布団の勢力図が大きく変動していたが、ソリアと僕が静かに姿勢を元に戻して、僕達が移動する前の勢力図に直す。


想里愛「真樹さん大好きです♪おやすみなさいっ」


横になっても隣に寄り添い唇と頬にキスしてくれる。これで安眠できるに違いない。


真樹「ソリア大好き♪おやすみっ」


可愛い顔を見ながら頭を撫でる。そして寄り添ったまま目を閉じそのまま深い眠りについた。




後書き


釣りにみんなで出掛けたい。

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