第4話 読者に読んでもらうためのカクヨム戦略~タイトル編~
第3話の【③マーケティングを知らない】で戦略が重要と記述しました。
ちなみに、第3話も投稿して2分後には新着小説の項目から消え、PVの増加はありませんでした。つまり平日の20時頃には他の作家様も多数投稿されるので、時間帯を変えてみる。などの案が考えられます。
ご存知の通り、カクヨムのトップページに飛ぶとたくさんの作品が並んでいます。
・コンテスト宣伝
・小説を探す
・注目の作品
・累計ランキング
かなり下にスクロールして
・新着おすすめレビュー
・新着小説
・週間ランキングなど・・・
これらはPCでの表示です。
※スマホ版ではトップページの注目の作品は上位4サイトしか表示されません。
別のタブに移行することでランキングが上位100サイトまで表示されます
しかしスクロールが面倒くさいため下位のほうは読まれないと思ってよいでしょう。
いずれにしても、これらはほぼ文字のみで構成されています。
ほぼ文字のみです。
文字の大きさやフォントも統一されているため、大きな差別化はできません。
できることと言えば
★文字の色
★キャッチコピー
★タイトル
これらを上手く使い目立たせる、強調させる、差別化するくらいしかないのが現状です。
つまり、目を引くタイトルにしたり、キーワードや要素を詰め込むしかないのです。
※タイトルが長いのはラノベ小説の特長であり、某小説投稿サイトにも同じ傾向が見られます。
某小説投稿サイトも同様に
・ランキング
・更新された連載小説
・新着の短編小説
これらもほぼ文字のみです。
ではどういった対策を講じる必要があるでしょうか?
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色を変える
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作者様は新規作成した際に色を変えていますか?
ワークスペース→基本設定とオプション→イメージカラーで変更できます。
カクヨムのトップは背景色が白で、文字色は黒がデフォルトです。
これに自分の作品のキャッチコピーも黒にしてしまえば埋もれてしまい、パッと見作者名なのか、キャッチコピーなのかわからなくなります。
やはり一般的には黒よりは赤や青のほうが目を引きます。しかし、作風のイメージやその表示される時によっては変更、試行錯誤も必要かと思います。
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どんなタイトルにすればよいのか?
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これはとても難しい問題です。これといった正解がないからです。
多い傾向としては
「異世界」
「転生」
「チート」
「SR・S級スキル」
「無双」
「悪徳令嬢」
「スローライフ」
などでしょうか。
一目で主人公が強いんだな、異世界に行くんだな、こんな能力を有してるんだな。というのが伝わります。
代表的な作品は『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』
『転生したらスライムだった件』
などが挙げられます。
対称的なものとしては、タイトルが目標、人物名、伏線になっているもの、などでしょうか
例『ワンピース』
『ナルト』
『進撃の巨人』
など。
短すぎて逆にインパクトがあるかもしれませんが、新人作家様にはあまりおススメはできないでしょう。
『The 巨乳』みたいに意味不明かつパンチのあるタイトルで勝負してみるという手もありますが・・・。
しかし、新人作家が注目を集める。新規小説で見てもらう分母を増やすという意味ではある程度長いほうが良いでしょう。(これはその時の流行りや読者様の好みによっては今後変わるかもしれません。)
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具体的なタイトルの作り方は?
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タイトルの文字数に制限はおそらく100文字かと思います。(新規作成、保存ができなかったため)
100文字あれば、かなりのキーワードが盛り込めますが、盛り込み過ぎても訳がわからなくなってしまうでしょう。
『現実はニートでぼっち引きこもりのオタクだった俺が突然異世界に転生して超有名魔術学校に進学してS級チートスキル「思ったことを現実にする神殺しの剣無限生成」で無双してハーレム形成してスローライフを満喫する』
↑これは適当に作ったものですが、これで100文字です。明らかに盛り込み過ぎて、タイトルを読むのすら面倒くさくなってしまいます。
また、長すぎると後半が…と省略されてしまい、折角のタイトルの意図が伝わらない可能性もあります。
自分が使いたい、考えているジャンルやキーワード1つ~2つ
+
オリジナリティ、+αのキーワードが多い傾向にあると思います。
例:「異世界」+「勇者」+「保育士」
「チートスキル」+「スローライフ」+「漫才」など
一瞬「?」と思うような要素を上手く話しに絡めたり、オリジナリティ、+αの要素で個性、差別化するのが作者様の腕の見せどころかと思います。
(※全くの余談ですが、私はジョジョのスタンドの中でスティッキィ・フィンガーズが一番好きです。殴ったものにジッパーを取り付けるという一瞬良く分からない能力ですが、そこから応用を利かせ、ジッパーでバラしたもの同士をくっつける、ジッパーの中に亜空間を作りそこに隠れる、ジッパーを閉じるときの勢いを利用し高速移動する、などその発想には度肝を抜かされました。)
ただ注意したいのが、設定やタイトルが先行してしまい、内容がおざなりになってしまったり、全くタイトルと異なる展開になってしまったりするケースが多々あるようです。(詳しくは考察系YouTuber様が語っております。)
例:はずれスキル→いやいやめっちゃ強いスキルやん
スローライフ→いやいやめっちゃ戦ってるやん
第3話でも先述したとおり、このような矛盾は書いている側は気付きませんが、読者様は敏感です。その矛盾が気になり内容が頭に入ってこない。ということも良くあるようです。
最初の一歩を踏みだすうえで勢いは必要ですが、ある程度のコンセプトを練ったうえで執筆したほうが良いかと思います。
もちろん、タイトルだからあとで変えてはいけないということは無いと思います。
あとでいい案やタイトルを思い付けば、思い切って変えてしまうのもアリだと思います。
web小説の利点は何度でも修正が効くところにあると思います。
修正する場合は、そもそも根本から崩壊してしまわないように注意する。
ファンがいらっしゃれば、告知や報告をしてびっくりさせないようにするなどに気をつけると良いかと思います。
第5話は「読者に読んでもらうためのカクヨム戦略~キャッチコピー機能編~」を予定しております。
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あくまで私個人の考察、見解ですのでこれをやれば100%PVが増えると保証できるものではございません。「こんな見方もあるんだ」くらいの参考程度に思っていただき、少しでも読んで面白かった、役に立ったと思っていただければ幸いです。
作家様はご存知かと思いますが、執筆するうえでフォロー、レビュー、応援は非常に励みになります。
よろしければご意見やコメント、ご指摘、アドバイスなどお待ちしております。
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