恋慕の鎖 La Catena d’innamorarsi

汐凪 霖 (しおなぎ ながめ)

2023. 9/7現在 これ誰だっけと思ったとき用⭐︎登場人物表(物語が進むにつれ更新されます)

折橋 結架おりはし ゆいか  純真で清廉な心を持つ、美貌のチェンバロ奏者。幼少期から天才と誉れ高いほどの音楽の才能を持つ。世間慣れしておらず、人付き合いも避けるような素振りで周囲を心配させている。


榊原 集一さかきばら しゅういち  華麗な容姿で穏やかな言行にそぐわぬ苛烈な性格のオーボエ奏者。努力に見合う自信家。結架を意識しているが、恋愛音痴なので、どれほど真剣なのか無自覚でいたが、次第に夢中になっていく。


折橋 堅人おりはし けんと  冷徹で厳格な結架の兄。フルート奏者だがヴァイオリンなど多くの楽器を自在に演奏する技能を持つ。


鞍木 興甫くらき こうすけ  結架と堅人のマネージャー。二人とは幼馴染みでもある。大らかで明朗快活。これまで過保護にされてきた結架を案じ、自立に向けてサポートしようとしている。


マルグリット・ド・フランソワーズ  通称・マルガリータ。ヴァイオリン奏者。艶麗な美女。結架を妹のように可愛がり、彼女の世間知らずぶりを心配している。奔放なようでいて、一途。


レーシェン・ペーソン  チェロ奏者。自他共に認めるクールな性格。音楽にはストイックで、理想が高い。熱心な芸術愛好家で、日本贔屓。マルガリータとは親友と互いに認識しつつ、日常的に舌戦を繰り広げる。


アンソニー・ペーソン  レーシェンの夫で、ヴィオラ奏者。軽薄な雰囲気を具えているものの、道を踏み外すようなことはしない。芸術愛好家。妻をこよなく愛し、甲斐甲斐しく世話を焼く気質。


フィリッポ・カルミレッリ・マジーナ  コントラバス奏者。芸術的な美青年だが、人見知りが強い。幼なげでありながらも、内に秘めた意志は強く曲げない少年。結架にはっきりと好意を示すものの、なかなか通じない。


フェゼリーゴ・ゴンザーガ  ヴァイオリン首席奏者。厳格で妥協を許さない、完璧主義者。気難しげに見える無表情と感情の波を表さない性格で親しみを感じにくい人物。しかし、心を交わす女性は、真逆の性質。


マリオ・ロレンツェッティ  ヴァイオリン奏者。


カール・マインツ  ヴァイオリン奏者。


ジャーコモ・パヴェーゼ  ヴィオラ奏者。


ドメーニコ・アッカルド  ヴィオラ奏者。


ジャン=ピエール・メイナール  ヴィオラ奏者。


ニコラス・ストックマイヤー  チェロ奏者。


ミレイチェ・カッラッチ  コンサートプロデューサー。出演者の世話役も兼ねている。陽気で明るく、面倒見が良い。


ガブリエーレ・アレティーノ  ミレイチェの親友。酒場の店主。都美子とも家族ぐるみの付き合い。日本語も堪能。


椿 都美子つばき とみこ  日本料理店『ツバキ』の経営者にして、女将。集一と懇意にしている。おっとりした佇まいでいるが、遣り手。


椿 亜杜沙つばき あずさ  都美子の娘。ピアニスト志望。明るく無邪気で竹を割ったような性格。集一にとっては従妹で、互いに実の兄妹のように信頼している。


椿 誠晶つばき まさあき  都美子の夫。集一の父の実弟。


榊原 誠一さかきばら せいいち  集一の父。リゾート産業に関わる事業を幾つも率いている敏腕経営者。しかし、若い頃は違う職業に就こうとしていた。


榊原 弦子さかきばら ふさこ  集一の母。独身時代はオーボエ奏者だった。物腰の柔らかなように思わせて言いたいことを我慢しない、楚々とした良家の奥様然としつつも芯は強い人柄。


ジャーコモ・デ・カヴァルリ  古典音楽の守護聖人パトローネッサ・ディ・ムージカ・アンティカ財団の理事。名家出身で、ロレンツォは実兄。集一の才能を特別視し、支援を惜しまない。


ロレンツォ・デ・カヴァルリ  名家にして大企業の創設経営一族の当主。事業からは退いているものの、実権は未だその手にある。


アマーリア・コレッリ(プレッティ)  カヴァルリ家と縁続きである名家の末娘。アマチュア・ヴァイオリニストでマルガリータの同門であり、友人。カヴァルリ家の出版社が刊行している音楽雑誌の編集者。ヴィヴァルディ礼賛家。


エリザベッタ・デ・カヴァルリ ロレンツォの次男の妻。財団では美術部門の事務責任者。


クラウディオ・アンティゼリ ミラーノにあるチェンバロ工房の親方。ロレンツォ・デ・カヴァルリとは懇意にしている。


マッダレーナ・アンティゼリ クラウディオの孫娘で工房の後継者。


レティツィア・ヴィアトゥーレ   カヴァルリ家と懇意の当主夫人。エリザベッタと親しく、彼女をリーザと呼ぶ。


ウーゴ・ヴィアトゥーレ   カヴァルリ家と懇意の名家当主。


ヴィットーリア・ベルジャルディーノ   学芸員。財団に属しつつ、カヴァルリ家所有の美術品も管理する。


相馬そうま   折橋家の使用人。先代の頃から一家で敷地内に居を構え、運転送迎から買い物、掃除、庭の管理、食事の世話など必要に応じてこなす。夫婦と一人娘の家族。娘の理英りえには生まれつきのハンディキャップがある。それもあり、雇い主とは一定の距離を保っている。


蓮見はすみ 宰子さいこ   集一の母、弦子の友人。同級生なので、交友期間は長い。七宝焼絵画作家。


真谷まみや   榊原家が契約している警備会社のシステム部門担当責任者。


New!高比良たかひら 藍花あいか   結架の叔母。故人。

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