第4話

私たちが出会ってから数日後。


私たちは再び出会った。


出会ったといっても、故意的に出会ったんだが。


「はいこれ、来月からの予定。一緒にがんばろうね!」


あ、また見える。見えないはずの“!”。


「ありがとうございます。私こそお願いします!」


私も見せてみたりした。


「いつもは月初めに渡すんだけど、今月は年度初めだからバタバタしてて。」


ああ、そうか。


君は私以上の何かを背負ってるんだ。


「全然大丈夫ですよ。お気遣いありがとうございます。」


「そんな堅苦しく話さないでよ(笑)」


「まだなかなか慣れてなくて、、、。」


「そりゃそうだ!なれてきたら緩くしていっていいからね!」


君は本当に優しい。賢い。


君の元でたくさんたくさん動こうと思う。


迷惑をかけないように。







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