第2話

桜が満開の季節に私は君と出会った。





君の第一印象は“好青年”


私の第一印象が“可愛い”



だったらいいな。なんて。




挨拶は私からだった。


「はじめまして。」


「はじめまして。今日からよろしく!」


目に見えない“!”が浮かぶほど元気のいい挨拶だった。


その瞬間に私はもう君の虜だったのかもしれない。


私自身が気づいていないだけで。


「ふふっ」


つい笑みがこぼれた。


「どうした?笑」


君は尋ねてくれた。


「いいえ。なにも!」


気づけば私が発した言葉にも不思議と“!”が浮かんだ。


「ははっ。面白いね君は。」


君がそう言ってくれた。


少し嬉しかった。


これから君と月日を歩んでいきたいと思った。










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