【6月6日】
【6月6日】
今日は嫌なことが。
休み時間にトイレにいたら、外から声がしたの。「Mさんって、最近調子に乗ってるよねー」ってね。
Mさんっていうのは、ワタシのこと。ビックリして息を殺しながら話を聞いていると、驚くような言葉が次々と。
K君に色目使ってるとか、釣り合わないのに、一緒にいて恥ずかしくないのかとか、ウザいとか。
声から察するに、話していたのはTさんと、その取り巻きの女子達。
どうしてこんなこと言われなきゃいけないんだろう。もしかしたらこの前日記にも書いた、Tさんとの図書室での一件は、わざとなんじゃ?
あと他にも最近、移動教室の際に私にだけ連絡が来なくて遅刻したり、廊下で足を引っかけられて転んだり、筆箱が失くなったりしてたけど、まさかそれらは全部、Tさん達の嫌がらせ?
たまたま不運が重なっただけだって思いたい。
だけど、Tさん達に嫌われてることに、変わりはないよね。
気になるのは、悪口を言う中で、K君の名前が度々出てきたってこと。もしかしてワタシが嫌われてるのは、この前TさんがK君に告白したことと、何か関係があるのかも。
いちおうK君は、ワタシにとっては一番仲が良い男子だけど、残念ながらK君にとってワタシは、その他大勢の女子の一人だと思う。それなのにわざわざ、目をつけられたりするかなあ?
ああ、でもワタシみたいな子が、K君の周りをウロチョロしてるのは、やっぱり気にくわないのかも。
K君と、距離を置いた方がいいのかなあ?
でも、やっぱりそんなことしたくない。悪口を言われるのは嫌だけど、やっぱり好きなんだもの。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます