第20ぶっとびマシマシで

そ、それは、なんだっていうんだ…


予想は、多分昔の恋人に似てたから…だと思う。


ヤンデレって忘れられなさそうなイメージあるもんな、偏見かもだけど(笑)


まあできれば外れてほしいな、昔に重ねられてもね…


「それわあ、ふみくんがあ、~~~」


じらしてくんなあ!!!


「は、早く言えって!なんだよ!?」


俺は気になりすぎて可笑しくなりそうだ。

もうすでにおかしいやつとかは思わないでくれよ???な???


「むかしい~~~」


あ。


オワタ。


ぐすん。


泣いてないもん。


「私が道でイヤリングなくしちゃってそれをさがしてくれたからあ」



え?


探し物…



ライブの帰り道か。でも…


「思い出したけどそのこショートだったぞ?」


くすくす凪は笑う。


「ふみくんがSNSで黒髪ロングが好きって書いてたから伸ばしたのお!!!」


いやそれはかわいい…ん?なんで知ってるの?俺のアカウント。


「あ、アカウントのこと?そんなの探したにきまってるじゃん~!」


エスパーですか?


「ま、まじか。すごいな…。」


驚嘆してるのか感動してるのかわからん。まあ前者だろうけど。


「だからふみくんがこの学校に入るって知ってたし。趣味もなにもかもぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんぶしってたよ???」


凪は腕を組み、誇らしげにしているが全然すごくないからね?!?!?


「たっく、趣味知っておいてエロ本呼ばわりはひどいって!!!」


くそお。すこしムカついてきた。


「ん?あーあれね。」






「あーすることでほかのカスみたいな女どもをふみくんに近づけさせないようにするためだよ」



ぶっとんでるなw

笑うことしかできねーわw

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