第18 ガチヤンデレモード突入うううう

は~~~~~疲れたあ。


修羅場って漫画とかではよく見るけどまさか実際に自分がその現場に会うってわかんないよな。


しかし俺はここから先の地獄は予想できなかった…


俺はあの後凪と一緒に歩いている。


「それで話ってなんだ?」


「…。いいから来て。」


そう言って彼女は黙った。

俺もその場の空気に合わせて黙る。



そうこうしてるうちに凪の家に着いた。


「あがって…。」


「お、おじゃまします。」


今日で2回目だけどやっぱ女の子の家は緊張すんな…。


俺は沈黙のまま凪の部屋がある二階へとあがる。


「どうしたんだ?さっきから黙って。さっきのつらかったか?」


俺は凪が何に怒っているのか分からなかった。


「ふみくんが…ふみくんがあ…。」


「俺がどうしたんだ…?」




「私とのキスが初めてじゃなかったからああああああ」


うわーーんと大声でなく彼女。


えええそこおおおお?!?!?!?!



「え、ご、ごめん。でもあれは事故みたいなものだから…!大丈夫、だよ?」


ウソをついてしまったがこの場を凌ぐにはこれしかなかった…


「ほんとに…?じゃあ私が初めてかあ♡よかったあ♡」


うるんうるんしてる。どんな擬音だよ。


「そ、そうだって!凪が最初!」


ふう、なんとか誤魔化せたか…?



「いやふみくん、ウソついてる。」



え。え、やばい。なんで?


「えっ?い、いやそそんなこと…。」


目が泳ぎまくってるのが自分でもわかった。


「目泳いでるけど?


ねえ



ねえ




ねえ



なんで?



うそつかないって約束したよね?



ねえ



無視しないで



ちゃんと目をみて?



私のことほんとに好きなの?



ひいいい

やばい凪がガチヤンデレモード突入した


どうしよう…

このままじゃ…


殺される…


いっそのこと素直にいうしか…



「ごめん!!!!凪のこと悲しませたくなくて!俺の世界一かわいい彼女をこれ以上泣かせたくなかったから嘘ついたんだよ!!!」


半ギレ状態だった。

別に怒ってるわけじゃないよ?


「えへへ♡世界一なのお?うれちいなあもう♡」


そう言って腕をたたいてくる。

痛いです…


ヤンデレってちょろいよな…(笑)

くそ怖いけど…

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