一夫多妻制になったので好きなってくれる女の子はみんな幸せにします
NASKA
プロローグ
2008年4月1日日本の社会を大きく動かす法律が制定された。
その名を『一夫多妻法』。内容として要約して説明すると
『男性は20人まで妻を持つことを認め、その人数に応じて国から扶養を出そう。ただし女性は浮気発覚や離婚願望が発見され次第、無期懲役の罪に課す』という法律だった。この法律が制定されたことを知った国民は男性はこれまでにないくらい喜び、女性は反対の声をあげた。男尊女卑の再来を恐れた女性たちは『一夫多妻制反対運動』を起こすも一時間で『アメリカ軍』に鎮圧され、口出しをすることはできなくなった。しかし、政府もこの事態は想定通りだったようで即座に法律に次の一文を追加した。『ただし、強姦などの無理やりな行為で女性に迫った場合と女性が嫌がっているのにもかかわらず無理やり付き合った場合、男性は死刑と課す』と追記された。つまり今まで以上に性犯罪への取り締まりが厳しくなったのだ。
時は進み、2020年6月28日am4:30 俺こと柊 十六夜は目覚ましの音で目覚めた。
ここで十六夜の容姿について説明しておこう。髪の色は黒、癖っ毛でいつも頭のてっぺんの髪の毛がちょこんとたっている。常に眠そうな目をしており、身長は175ぐらいだからまあ平均だろう。顔は中の中の中ぐらいだ。
「って俺誰に説明してんだろ・・・。」
そんなようなことを呟き十六夜は朝のルーティーンをこなすために洗面台へと向かうのだった。
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