ギターが楽しくなってきた(音楽)

 数年前にギターを買った。なんで買ったのか覚えてないが、音楽やってる感をだしたかったんだと思う。とんだ見栄っ張りである。


 知人のススメでプレイテックの一番安いのと弦を買った。それ以降一度も弦を変えてないから、メンテナンスしないといけないと思うが、どうやるんだろう。


 簡単なコードから教わった。「ここを押さえたら、こんな音が鳴る」というところからスタートし、なにより”ギターを嫌いにならないようにすること”を心掛けた。ダンス同様、ギターも苦手だった。


 本当に、このときは、どうしてギターを買ったのだろう。

 音が鳴るのはわかったし、すごい簡単な曲なら弾けた。曲を作って歌ったりした。しかしその後、親と電話しながら弦をはじいていたら、冗談交じりに「下手だ」と言われた。

 私の両親はたまに、悪気なくそういうことを言う。それで嫌になり、しばらくギターを放置していた。単純だけど、ギターを弾いていると、頭のなかで「下手」がずっとぐるぐる回るようになった。ケースにいれたまま数日が数か月になっていた。たまに思い出した時に拭いてチューニングをするだけ。見るのも嫌な時期があった。それでもちょいちょい触っていた。


 あるとき、歌のレッスンが受けられなくなったので、先生とリモートでギターをやった。これまでに習った曲のコードを教えてもらい、その場で軽く弾いてみると、楽しかった。なぜなら先生は、褒めてくれるから。そう、私は褒めて伸びるタイプなんです。


 そのころから自分の好きな曲のコードを探して弾くようになった。そして、今後の自分のやりたいことに役に立つことがわかったので、だんだん楽しくなってきた。とてもいい傾向だ。弾ける曲も増えた。できるってわかると楽しいね。楽しいのが一番だよね。

 

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