『25』 手がかりの使い方

        1つ前のページ⤴『20』


「手がかり? ですか?」


「そ。言葉であれこれ言ったって、結局のところ、じゃあ証拠を持ってきなさいって言われるだけだから。論より証拠。物証をズバァンと叩きつけて、身動き取れなくするの」


 証拠が無ければただの推論。いくらでも逃げ道はあるから。と門崎さん。


「そんな一発で黙らせるような決定的な証拠がみつかるものですか?」

「一発なんてそう簡単にはいかないよ。でもね、言い逃れする時って、無駄な嘘をつくの。それも、うーんと頭を絞って考え抜いた完璧な嘘じゃなくて、その場しのぎの不十分な嘘。穴ぼこだらけのバリケードみたいなものよ。そんな嘘なら、あなたにだってぶっ壊せる。犯人が力尽きるまで、繰り返し、追及するの。いい?」


 それが、探偵ってことか。


「はい! あいた!」

 門崎さんは紙くずをぶつけてきた。


「じゃ、それ、手がかりだから、処分しといて」


 紙くずを広げると、あのイケメンの連絡先が書いてあった。

 って、これ、あの時のアレじゃないか!

 あのイケメンが門崎さんに渡した紙だ。



◆◇手がかり入手◆◇

以下の情報をメモしておいてください。


 手がかりA『連絡先(オモテ)』を入手。

 手がかり番号Aに『3』と記入。


[手がかりを手に入れたら、メモをして覚えておいてください。次に読むページにジャンプするときに使うときがあります。]




「手がかりを手に入れる前と後では、推理の展開が違うから。ほら、試しにその連絡先のことについて、私に問い詰めてごらんなさいな」



 ▶手がかりAを持っている場合、

『25』+手がかり番号Aのページへ


「今手に入れた手がかりは『手がかりA』。ということは、このページ『25』に、手がかり番号Aである『3』を足すと、次の思考先ページは……?」








 ▶手がかりHを持っている場合、

『25』+手がかり番号Hのページへ


[「手がかりH」を手に入れたら、使ってみよう。その時まで、このページ『25』をどこかにメモして覚えておくといいでしょう。]



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