白昼夢

綺麗で脆い硝子の靴

望まないのに 履いて 踊って

割れた破片が突き刺さる

血は真っ赤な霧になる

足元が燃えているのだから


時々こんな妄想をする

時々昼に夢を見る


足元には黒い鉄板

頭の上にも黒い天蓋

脆い硝子の靴を履き

血が枯れるまで 踊るのだ

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