ローカル線からの夕日
山の向こうが燃えている
ぼんやりと 指でのばした 暗い血の
真っすぐとした一本線の
上から夜が降ってくる
色を失くした 群青の
分厚いマントが音もなく
炎も光も のんでいく
山の向こうが燃えている
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