第9話 胃

どういくか。ストレートか、カーブか、それともシュートか。)

「さあ、どうした、早く来い。」

(くそお、どうすればいいんだ。)

 ピッチャーは悩んだ。

「ええい、これでどうだ。」

ピッチャーはファーストにけん制をした。

「セーフ。」

「何やってんだあ。早くしろ。」

 バッターはもう待ちくたびれた様子である。

(困った。どうすればいいんだ。)

「さあ、とっとと来やがれ。」

 バッターは今にも怒りそうだ。

「ええい、こうなったら、一か八か、ストレートで勝負だ。」

ボールが飛んで来た。バッターは今だ、と言わんばかりに、思い切りバットを振った。バットはボールに命中し、ボールはレフトスタンドに飛んでいった。

「やったあ、ホームランだ。」

「しまった。」

あっという間に4点入れられてしまった。ピッチャーは悔やんだが、どうすることもできなかった。

ピッチャーは名誉挽回すべく、次のバッターを三振におさえ、ゲームセット。

「二万五千四百三十一対四で、赤軍の勝ち。礼。」

「ありがとうございました。」

ヲッヲーセーリャーサベーソスィカルリイエーサルルソリューメイメイーイーイーサガンーサイサイーウォンチュウ!ターラララーララタラララララチーカマクン~タララ

オイ、オイ、おい、おい、

うるせえおれはペケッペケだ月がとっても赤いからあ゛ーーちんぼこ

ゆんちゃんまってー

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