落書帳

30 噛み合わない会話

噛み合わない会話

いつだって　いらいら

しても仕方ない　ことなのに

なんで　怒るのかな

ぼくは話すこと　もう　疲れたから

諦める　ことにしたんだ

上に下に　ご機嫌うかがい

おなか痛いな

行ったり来たり　ご機嫌うかがい

おむねも痛いな

ねぇ　なんで今　その話を

持ち出したのかな

そんな話をしたらまた

ご機嫌を　損ねちゃうでしょう

ほら

あっちもこっちも　いらいら

聞きたくないんだけどな

空気読めとは　もう　諦めよう

心閉じれば　だいじょうぶ　だから

いつも　大変だね　とか

他人ごとみたいな　言い草

しないでよ

いらいら　なんて

したくないのに

短気ばっか　怒らないように

ちょうせい　しなくちゃ

けらけら　かるく　笑っていれば

ほら　つられちゃって　みんな笑う

ねぇ　重症です　って

診断結果は　言うんだけど

よく分からないや

傾げる首

理解してない　わけじゃない

ことも割と 多かったりして

どうしても　言いたくないこと

言いたいけど　言えないとき

首を傾げて　じっと考える

やっぱり　まだ　言えないや

いいえ　答える

なにごとも　起こらなかったよ

何も変わらない　毎日

一方的すぎる　見かた

とっても　つかれちゃうよ