鉱脈が隆起した広場の夜。艶やかな音が星に救われたまま、罪に代わる粒子の風が、この苦しげに露出した石に打ちつける。言葉のない世界。赤い鉱石は少し傾いて、星の向こうに浮かぼうとした。風はそのまま、砂と錆が埋めた時間を眺めている。鉄柵の境界のすぐ近くで。

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