第125話 神との交信を再開
「200を超えるって・・・・え?そんな事あるんですか?」
「さあ?100超えたらすごいって確か神が言ってたけど・・・・そうなのかい?」
「ええ・・・・よくある例えでは、一般の兵士・・・男性ですが・・・・平均50程と言いますから。それに、例えば力ですが、怪力自慢の筋肉もりもりの人でも100行かないですから・・・・」
「ふうん・・・・」
僕はここで皆を見る。
「僕は今から神と交信を試みる。以前向こうから散々アプローチがあったらしいけど、その時の僕は僕ではなかったからね・・・・」
「あ、今のサンペーですね。」
「そうだよ。そして・・・・僕は覚醒する。」
「ね、覚醒しちゃうとどうなるの?背中から羽が生えたり!角が頭から生えたり!腕が4本になったり!そんなの?」
エウラリア、覚醒を勘違いしてないかい?
「違うよ!」
「でもさ・・・・今のあんたに、そんなすごいステータス、耐えられるのかい?」
エメリナが心配そうに聞いてくる。
「大丈夫さ、神がその辺は上手くするだろう?」
僕がそう言うと皆黙るけど・・・・
「いや!死なないで・・・・」
ローサが泣きながら抱きついてくる。
「あ!ちょっとエルフ!どさくさで何やってんのよ!」
エウラリアがローサを・・・・しがみついたローサはびくともしない・・・・諦めたのか、僕の手を取り、自分の顔に添える。
「覚醒とやらをしても、あんたはあんたのままなのよね?」
「たぶん・・・・」
これは言っていいものか・・・・4人が僕?と婚約した時の僕は、サンペーだよな?今更感があるけど・・・・
まあ、トラブル臭しかしないので、やめておこう・・・・
「じゃあ始めるよ・・・・もしかしたら独り言っぽくなるかもしれないけど、神との交信だからね・・・・」
僕は久しぶりに神との交信を試みる・・・・
・・・・・・・・・・
あれ?どうするんだった?
ああ、画面か・・・・すっかり忘れていた・・・・
タブレットぽい画面?が目の前に現れる。
あ、何だか沢山光ってる・・・・?
色々見るけど・・・・
どれだろう・・・・
一年ごとのポイントの付与の連絡が多いな・・・・
そして・・・・あった。
”15歳になったから、覚醒出来るよ?”
とか。
そして・・・・うわ・・・警告が沢山・・・・
あれ?途中から懇願されてるぞ?
ああ・・・・これかな?
僕は神の助言と言うのがあったので、それを使用する・・・・・
【あ、ようやく繋がった?君!今までどうしてたんだい?こちらから何度も呼び掛けたんだよ?ポイント受け取らないしさあ?】
あ、どうもすいません、暫く身動き取れなくて・・・・
【・・・・君、なかなか面白い事になってるね?フムフム・・・・事故?で人格が封印?たまたま居合わせた精霊が仮宿になっちゃった?数年してようやく自らの身体を取り戻した?まあいい・・・・何で取り戻した時に覚醒しなかったんだい?】
すいません・・・・サンペーの教育が楽しくて忘れてました・・・・
【まあいいよ、じゃあ早速・・・・うわ、君20歳になったのか・・・・僕は15歳で覚醒って言ってたよね?それを20まで放置とか・・・・凄い事になるね。暫くは体に違和感あるだろうけど・・・・慣れてね?】
え?何ですかそれは?
そう思ったけど・・・・
僕の身体が燃えるように熱くなり・・・・
【あ、やば・・・・修正しなくては!】
何か聞こえたけど・・・・そこで意識が・・・・・・・・・
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