第99話 ダンジョンの100層に向かう準備を開始する

さてと・・・・ダンジョンに行くのはいいのですが・・・・ゲートの設置は注意が必要ですね・・・・

やはりいくつか必要でしょうか。


それと、この街の拠点が欲しい所ですね。

一寸家がないか聞いておきましょう。


今までは彼が行動してくれてましたから。


こうしてルドメロ?は、拠点探しに向かったのだった。


・・・・

・・・

・・



彼は運がいいのか悪いのか、出かけて早々、ライゴールに出会った。


「げ!」


出会った瞬間・・・・ライゴールは、回れ右をしてきた道を戻ろうとした・・・・


「あ、貴方は確か、灼熱の太陽のライゴールさんですね・・・・ちょうどいい、一寸頼まれ事があるのですが、話を聞いていただけませんか?」


動きが止まるライゴール。


「こ・・・・こここれはルドメロ様・・・・私めに何の御用でしょう・・・・」


完全にトラウマになってしまったようで、ルドメロを見た瞬間、真っ青な顔になっていたのだ・・・・しかも股間からは何かがしたたり落ちて・・・・異臭まで・・・・


「大丈夫ですか?浄化してあげましょう?」


ライゴールは綺麗になった!


「さて・・・・僕、一寸ばかり出掛けるのですが、その前に拠点が欲しいのですよ。」


「きょ・・・・拠点でございますますですですか?」


何かおかしいけど、まあいいでしょう?


「そうです。できれば風呂付がいいですね。貴族の元舘とか、そういうの知りませんか?」


「そそそういうのはあああ・・・・・ギギギルルルドドドっでえええきききくかあああ、ルドメロ様のお兄様にご相談されたほおほほうががが・・・・よよ宜しいのでではではは?」


・・・・大丈夫でしょうか?


「其処は何とやら・・・・他に何かありませんかね?」


「娼館に行かれてはどうでしょうか?」


「娼館?」


「あ・・・・違います!商館です!」


ルドメロには娼館は刺激が強いでしょう?妙な貞操感も持ち合わせているみたいですしね。


「では、商館に向かいましょう・・・・」


・・・・

・・・

・・



「これはルドメロ様、どうされましたか?」


商館には来たことがないと思ったのですが?


「秘密裏に取引をしたいのですが。勿論罪になるような事ではありませんよ?」


「・・・・わかりました。奥へどうぞ?」



奥の部屋に通されたルドメロだった。



「どの様なご用件でしょうか?」


・・・・結界がきちんと張られていますね。問題なさそうです。


「拠点が欲しいのですよ。できれば風呂付で。」


「・・・・ララインサル商会の伝手で無いのでしょうか?」


「できれば身内に知られてくないのでね。身内所か誰にも知られたくないのですよ。」


・・・・値が張りますが、大丈夫でしょうか?


「現金と現物、どっちがいい?」


「・・・・物によりますね。」

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