第38話 アグルトンから王都へ

「またあんたと移動なのか?」


「あんたって何よ!はあ・・・・」


・・・・またあほの子と付き合わないといけないの?疲れるのよね・・・・


「何か言ったか?」


「いいえ。じゃあ、出発しましょうか?」


「・・・・なあ、俺様何も知らないんだが・・・・」


「いいわよ、私が分かるから。」


「そういう問題ではないだろう?向かう先は・・・・王都と言ったか?」


「ええ・・・・王都フェメニーノ。国名と同じ名前よ?」


「それは分ったが・・・・どうやって行くんだ?」


「ギルドの馬車・・・・と言いたい所だけど、私専用の馬車を出してあげるわ。」


「何だよ馬車って・・・・」


「まあ来なさいよ。」


・・・・また馬車か・・・・そう言えば馬車って乗った事あったっけな?


「さあ、これよ?」


・・・・あん?そう言えば、前見たのより豪華か?

あいつは第三王女って言ってたからな・・・・


「・・・・これに乗るのか?」


「ええ・・・・あ、私のお付きもいるからね。もうすぐ来るから。」


・・・・あん?何だよ受付のねーちゃんか。


「あら・・・・もしかして今から王都?ちょっと待ってて・・・・」



暫くして



・・・・おお?ひらひらした服じゃねえな?革の鎧着てんじゃあねえか!


「よろしくね、ルドメロさん。」


「・・・・ああ、あんたは・・・・俺様の下着持ってるのか?」


「いいえ?持ってませんよ。」


「そうか・・・・じゃあ・・・ちょっと待ってろ・・・・抱きっ!」


「ぎゃあ!何すんだこのエロガキ!」


おふう・・・・いい蹴りだ・・・・ズボンだから股座またぐらは見えんな・・・・


「・・・・これだ・・・・それと・・・・鎧脱げ!もっと良くしてやるぜ!」


「えっと・・・・この・・・・え?何で私のサイズ分るのよ?」


「今調べた・・・・」


「あんな一瞬でわかるの?」


「ああ、ばっちりだぜ!胸当てサイズ合ってないな!折角いい形のおっぱいが可哀想だぜ!」


「・・・・え?そういえば・・・・下着・・・・あれ?ちょっと・・・・着替えてきます・・・・」


・・・久しぶりのコレクションゲットだぜ!


あ・・・・この間にこの鎧だな・・・・


・・・・

・・・

・・



「すごい・・・・何この下着と肌着・・・・着心地いいし、サイズがピッタリ!噂通りなのでびっくり!あ、鎧・・・・」


「サイズがあってねえから直しといたぜ!それと・・・・少し改良しといたからな!おっぱいの大きさが変わっても対応できるぜ!あ、それとな・・・・ほれ、これズボンだ!多少の攻撃にびくともしねえぞ!」


・・・・これは・・・・?


「あ?ポチの鱗から作った布だ!」


「え?ドラゴンの?」


「トカゲだ・・・・いてえ!」


「ふん!」


あ・・・・ねーちゃんまた着替えに向かったんか・・・・

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