土曜日の花屋

花屋さんの前を通ると、見慣れない花が目に止まった。

白いグロリオサ

今まで赤しかないのかと思っていた。

赤いグロリオサは、かなり奇妙な形状で、花束にしていただいた時は、自分らしい気がした。

似合いの花なのだろうか、複雑な気分を覚えている。

ただ、その頃から、赤いグロリオサがとても気に入っていた。

白いグロリオサを、花束にしたらどんな感じだろう。

ちょっとした想像は、記憶をさかのぼり、時の中でさまざまなシーンと照らしあわせる。

なかなか、興味深いと思った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る