着付けのここが難しい!
着物の着付けを語ろうなんておこがましい! レベルの私ですが。
着付け教室に通いながら、ここが難しい! ここ綺麗にしたい! ってところが出てきましたので、ピックアップしてみようと思います。
たぶん、着付け初心者あるあるなんじゃないかなーって思います。
まず長襦袢。
先生に何度も「長襦袢をちゃんと着ることが重要。長着は長襦袢にそわせるだけ」と教え込まれておりますが。
この時、
長襦袢に衣紋抜きがある方が楽なのかもしれないんですけど、私のはないのです。そしてあっても、やっぱり良い具合に抜けない~。
どうやらね、肩のあたりで布が止まる位置があるらしい。背中の布をずずーっと下げると、自然と止まる位置。そこらへんがベストのようです。
あとこの衣紋、長着を羽織った時、前にへちゃって押し出しちゃうことも多い!
衣紋を抜いたのに押し出しちゃうと、衿がものすっごく浮いちゃう! パカパカしちゃう原因の一つ。肌襦袢さえ見えちゃう。
長着を羽織る時は下から慎重に、長襦袢にそわせるようにして着ると良いらしいです。
長襦袢、長着、共にですが。身八つ口、つまり脇の処理! いわゆる、タックをとるというやつ。
もうねぇ、これが綺麗にできないんですよぉ。伊達締めが見えちゃってたこともある………。あ、これは帯下がってる問題でもあるんですが。
これが綺麗にできるとおはしょりも綺麗にできる気がする………頑張ろう。
まだまだある、難しいところ。私にとって難問が、裾!
すごく上がっちゃうんです。でも、外出する時は若干上気味ですけど(歩きやすいので)。
足袋の足首が見えちゃったら格好悪いですかね? 駄目って言われたけど。けっこう裾を上げて着るのも好きなんですが。
思いきって裾よけ、ホムシュヘムを買ってみようかな。ブーツの時は、確実に裾を上げてた方が綺麗に見えるんですよね。
着物にブーツは賛否両論かなぁ。でもこれからの時期を考慮して、うぅ~ん、難しいですね。
はい、難問中の難問、それがおはしょり!
そもそも、真っ直ぐにならないんですがー………。こう、ぴしぃっと綺麗にできてる人を尊敬する………………。
でも最近、気がついた。腰ひもを正しい位置で結べてないと、上半身の着物が歪むということに。
この正しい位置、ってのが長着や体型でそれぞれにあるんだろうけど、腰ひもを結ぶ前に、ちゃんとおはしょり部分をしっかり上に上げてしまうことと、下の裾からお尻までを身体に正しく纏わせておくこと。
つまり、下から身体にしっかりそわせ、余分な布を巻き込まず、腰ひもを締めることができたら、自然と上半身も整う。
ってのは! 分かってきたんですけど!! いかんせん、手が思い通りになってくれません~。
練習あるのみ、ですね。
で、帯ですよ。これね、先生に指摘されるのですけど、上の方をきつく締めすぎ問題。そして緩めにすると下がる問題、です。
先生曰く、「全体をキツく締めちゃ身体が辛いでしょ。帯揚げを入れる上の方を緩く、下を適度に締めたら帯は落ちないものですよ」ということなんですが。
難しいよぅ、先生~。塩梅が難しい。これこそ、人それぞれの締め方になってしまうのだろうと思います。
あと、柄を出すのが難しいぃぃぃ。お太鼓結びに苦戦しております。
後は衿とかですが、もう気づいた。衿が上手くできてないのは、着付けが歪んでいるからだと!
着物って、全身にまとわせて着る洋服なんですね。自分の体型に調節しながら着る。
形がきっかりがっちり決まっている洋服と違う考えなのだと頭を切り替える必要があります。
何て言うか、洋服と和服は、ボックスと風呂敷って感じです。
洋服―ボックス―は、贈り物を収める感じ。和服―風呂敷―は、贈り物を包む感じ。
どちらも、贈り物を着飾る? 魅力的にする? アイテムですけど、ちょっとやり方が違うというか。
これは私の感覚なので、いやいや、洋服も着物も、服だよ。同じだよっていう人や、そうは思わないって人もいらっしゃると思うんですが。
私のなかでは、この『まとわせる』という感覚が、今まで着てきた服にない感覚なので、そこが難しくて楽しいのです。
書き出してみたら、課題がたくさん…………。そして自分でも気がついていない、これはこうしとけば良いのか問題が潜んでいる気がする。
と、ここまで書いておいて、実は私、すっごく普段着を綺麗に着たいわけでもないという、残念なオチ。
だってね、すっごく綺麗って周りからの評価だし。周囲の目というものは、あまり気にしたくはないのです。
そこにとらわれると、着物を楽しめなくなっちゃう気がするので。
ただ、自分が納得のいく着姿にはなりたい!
これが強いです。我が強いんですねぇ。
だって自分が好きで選んだ着物。こう着たいって憧れる姿にならなくてどーしますか!
そんなわけで、憧れとは程遠い着姿にトホホとしながらも、たくさん着たいと思ってます。
そろそろ夏物で誤魔化すのは限界なので、単衣に替えて頑張ります!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます