ラブストーリー



 夜の街で生きる彼女に、僕は一目で恋におちた。


 僕は店に通い、何度も指名した。

 とっておきの店へランチに連れ出し、ブランド品をいくつも贈った。


 でもある日、彼女は店から姿を消した。

 僕が好きだと言った香水の瓶を残して。


 僕は後悔の涙を流した。

 彼女の好きなものを、僕は何ひとつ知らなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る