明日に焦がる


悲劇は今日も紡がれて


為す術も無く垂れ流される



なにひとつとして変えられぬ


此処にあるのは無力な両手



人の心も、命の価値も


乱れた世では余りに軽い



世界が涙に沈みゆくまで


然程、猶予もなかろうて



それでも焦がれ、待ち望む


人の悪意が消える日を





来る筈もない、そんな明日を。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る