明日に焦がる


悲劇は今日も紡がれて


為す術も無く垂れ流される



なにひとつとして変えられぬ


此処にあるのは無力な両手



人の心も、命の価値も


乱れた世では余りに軽い



世界が涙に沈みゆくまで


然程、猶予もなかろうて



それでも焦がれ、待ち望む


人の悪意が消える日を





来る筈もない、そんな明日を。





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