couleur


絶えず吐きだす想いは

けして無限ではなく


ともすれば簡単に

色褪せて朽ち果てる


その疵跡に残る虚空の

無色の手触りは


時として魂に

新しい光を与える


それは絶望の澱みに

産まれいずる渇き


私が私たりえる

胎動する感情の発露


生きゆく悩みと共に

心に色を添えて

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