自堕落に耽る夜


貴女の中に吐き出した

退廃的な僕の衝動


甘い果実は飽きることなく

この欲望は際限もなく


幾度と貴女を抱く

自堕落に耽る夜


窓枠の月灯り

咽ぶほど麝香の香り


薔薇の媚薬と

甘美なる肌


官能の褥の海に

溺れゆくふたつの微熱



「モドレナイトコマデユコウ」



頷いた貴女の中で

楽園の夢を見る


音もなく更ける夜


貴女の中に吐き出した

退廃的な僕の衝動


渇望の支配の下で

自堕落に耽る夜

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