ケダモノのウタ(イドの怪物)


魂を喰い散らかして

どれだけデカくなるんだか


何とか繋ぎとめた世界を

随分とまぁ蹴散らしたこと


あぁほんと

どうしょうもないイドの怪物


この結末をどこかで願い

そいつに蓋をしていたんだな


もう気付かないふりも限界

こうなるの知ってただろう?


最後に残るこの理性すら

飲み込まれもうすぐ消える


瓦礫の塔の頂で

空を睨んで吼えるケダモノ


歓喜やら慟哭でなく

生命のままを叫んでんだよ

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