第5話 ソフトボールチーム



私は、町内のソフトボールのチームに入っていた。

町内と言っても、監督は、町外から上手い若手をスカウトしてきて、強いチームが出来上がった。

年老いた中年組は、ほとんど町内の人だ。

練習前、朝早く来て我ら中年組がグランドの準備を行っていた。

若手は、ベンチでパンを食べている。


私は、激怒した。

「貴様ら!…」

(汚い言葉なので、その後は書きません)

若手は、気まずそうに慌てて準備を始めた。

少し、言い過ぎたと思い反省した。

監督は、その日は、寝坊で遅れて出て来た。

私は、取り敢えず先程の件を報告した。

監督は、「若手には、ちゃんと教育しましょう。」と言ったが、片手には、タバコ。

足は、スリッパ。

ここは、グランドのピッチャーマウンド。


「あなたこそ、教育が必要では…」

私は言った。



そして、私はそのチームを去った。


上の人を見て人は、育つ!


昔の人は良い事を言ったもんだ!まさにその通り…


あなたの先輩や上司は大丈夫ですか?…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る