はるが来るへの応援コメント
企画から来ました。
これは……人外系のお話かな?と思ったり、幽霊系のお話かな?と思ったり。
はっきり書かれていないしあちこちにものすごく思わせぶりなフレーズが仕込んであったりして、(首の太い女の人、とかわたしたちの木とか)、美冬はなにかの花とか虫なのかなと思ったり。
多分、本文をよく読んで理解していけばそのうち分かるのでしょうけど、正解がはっきり書かれていない以上、それは余計なことなのだろうと思って考えるのをやめました。このお話は考えるのではなく感じるお話なんでしょうね。
とても柔らかい語りの不思議な雰囲気のお話でした。
作者からの返信
ゆうすけさん
お読みいただき、ありがとうございます。
すみません、分かりにくかったでしょうか。特に含みはなく、美冬はある時点で(冬のはじめに)死んでしまった女の子で、その後も秋人との思い出の深い木のところに留まり続けていたということです。
秋人が別れを告げにやってきたことで、美冬は自分のために秋人を思うのではなく、秋人の生に幸多かれと願うことができ、「はるが来るよ。」と見送ってやることができた、という内容であると思います。
記述が分かりにくかった点を補足する意味で私がどう思っているかを述べましたが、読者様が感じられることはそれ唯一のものと思いますので、仰るように様々な捉え方をして楽しんでいただけるのであればこの上ないことです。
コメントありがとうございました。
はるが来るへの応援コメント
企画から来ました。失礼します。
最初から最後までふわふわした気持ちで読ませていただきました。
難しくない言葉、美冬らしい言葉でやさしい言葉なのに、せつなくさみしい気持ちが私の中に生まれてきました。
最後の笑っているような、泣いているような気持ちをないまぜにいているようなのに、すっと、流れ込んでくる雰囲気もすばらしいです。
明確な説明がないので、歌詞を読んでいるような気持ちになりました。受けとる側でいろいろな解釈ができる、みたいな。
それを最後まで読んでもらう、という筆致、すごいですね。
作者からの返信
かこさん
何々がどうだった、というようなことではなく、美冬がなにを見てなにを感じたのかということにのみ焦点をあてていたように思います。
お褒めにあずかり、たいへん光栄です。
コメントありがとうございます!
はるが来るへの応援コメント
「やっぱり、その足音はおんなじだった。」
最後の一文に思わずうるっと来てしまいました。
難しい言葉はどこにもなくて、子どもの子どもらしい感情に的確に筆を落としていらっしゃる、なかなか出来ることではないと思います。本当にすごいです。
嬉しいような、さみしいような、笑っちゃうような、でも泣きたいような。
言語化することがなかなか難しい一瞬で通り過ぎてしまう美しい心の色を丁寧に掬いとっていらっしゃるな、と感じました。
あえて難しい言葉が使われていなかったり、漢字で書けるものも平仮名が多用されたりしているのも、美冬の時間がある時で終わってしまっていることを暗に示しているのかな。
構成力もさすがです。
本当に素敵な作品をありがとうございます!
作者からの返信
國枝さん
お読みいただき、ありがとうございます!
タイトルから即座に着想した感覚を、そのまま書き綴りました。
美冬がうごけなかったのか、秋人がうごかなかったのか。
どちらにしろ、美冬が秋人を見送るとき、ふたりは笑っていました。
冬が来るということは、春が来るということ。二人とも、そう思えたのかもしれません。
編集済
はるが来るへの応援コメント
なるほど。
病気で外に出れない美冬ちゃんを秋人が外に連れ出していたと。
それが原因で美冬ちゃんは亡くなった。
秋人が東京へ行くのも、恐らくそれが原因。
切ないですな。
でも、何処か温かみのある情景です。
【追記】
タグの「フレーズ評価OK」のですね。評価とOKの間に何やら怪しい文字列が紛れ込んでおりまして、タグの「フレーズ評価OK」をクリックしても増黒様の小説は引っかかりません。
蛇足かもしれませんが、一応ご報告しておきます。
作者からの返信
暗黒星雲さん
コメントありがとうございます!
細かな背景などは、読み手さんに委ねております。
ただ、人を前に進めるのは悔悟でも懺悔でもなく他者に願いをかけるという美しい行いであるということのみを描きたかった。
そういう作品であると私は捉えております。
また、タグの件、お教えいただきありがとうございます。コピーして貼り付けたので気付いておりませんでした。ただいま手入力で再入力致しました。
お読みいただき、ありがとうございました!