夢を観る。夢で見る

@madake14

第1話 夢を始める

「将来の夢はなんですか?」

「僕は将来、調理師になりレストランを経営したいです!」

 それを言っていたのは半年前の事。

受験のために高校で面接練習をしていた。

小学生の頃は「お笑い芸人」

中学生の頃は「建築士」

高校一年生の時は「農家」

今は「調理師」

なりたい職業が決まってない訳じゃない。

出来る自信がないから、2番目にしたいことを言ってきた。

2番目にしたいことの為に努力してきた。

 高校を卒業し、調理の専門学校に1年だけ行くことになった。

流行りの感染症のせいで入学は延期。

バイトも出来ない。

(暇だ)

そう思いながらスマホでとある配信アプリを見ていた。一人暮らしで他に人は居ないから、イヤホンはつけずに部屋で垂れ流している。

楽しそうに配信する俺の推し。

その日もいつも通り可愛いかった。

でも、なんとなく気分が乗らないから他の枠を探すことにした。

 何分か枠を探していると、間違えて『配信する』のボタンを押してしまった。すると、『タイトルを記入して下さい』とか、『ジャンルを設定して下さい』など出てきた。(ちょっとやってみようかな。)、、、そう思って、『初配信!誰かくるかな?』って言うタイトルで配信を始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る