親之唄
「産んでくれた両親に感謝しなさい」よくいうけど
産めって頼んだ覚えはない 勝手に出逢って勝手に別れた たったそれだけ
生まれつき自分の身体は変らしい
そんなら適当に処分すりゃいいじゃんか
ならどうして生まれてきたの?
世間体 エゴ 見栄 どれも最悪
世の中 跡取りとかいるけど
多分そいつら苦しんでる 養子とか取れって
自由にさせてやりなよっていつも思う
世の中自分に合致する そういう訳じゃないんだから
どうして兄弟つくったの?
エゴだとしたらかなりヤバいよ
世の中こんな調子で不公平 欲しいものなんか手に入れられない
中国みたいに一人っ子 昔から羨ましかった
兄弟がいたからか 喧嘩ばっかりしていたよ
仲が悪いし 合わないし
一人だけでも寂しくはない
だっていつもそばには二人いる
ついでに一人っ子だとしても
喧嘩というものは確実に起きる
親っていうのはエゴだらけ
寧ろエゴイストじゃない方が難しい
仕方ないよ 人間だから
親戚だってそんな感じ 世界が狭く見えてるから
そういう意味で柵(しがらみ)は 厚く高く聳えてる
だいたいおんなじ人だから
そうあれと願う人だから
完璧主義はいいことだけど
それを押し付ける権利はない
世の中気づかない奴が多すぎて
自由人ほど息が詰まる
そもそもなんで比べるの?
人はオンリーワンじゃないのかな
これはいわゆる「量産型」かな
そういう奴らが欲しいから
頭の中に詰め込むの?
だったら機械に頼めばいいだろうに
それとも仕方ないことなのか?
この世はいくらでも替えが効く
そういう奴らで成り立ってる
だからオンリーワンはあり得ない
そういう奴らがいても少数
努力なんて無駄なこと
いくらそんなことしたってさあ
人生楽しくなきゃ意味ないから
ほどほどのんびり それが一番
百点取って当たり前 こんなことできて当たり前
でも世の中には出来ない人もいる
自分が一番好きだから 気に入らないこと全排除
そういう奴らの家族になっちまえば
団欒なんかできやしない
無関心を貫けば ちょっとはマシになるんじゃない
会話もなくなるけれど
心の平穏保つなら そういう局面必要だから
今はみんなの多様性 認められるようになったけど
依然親は優しくない 自分ももっと甘やかされて育ちたかった そういう星のもとに生まれたから
そもそもの話 平等は無理じゃね?
みんな知ってること知らないこと
差があまりにも大きくて 話が合わない時がある
狭い世界で生きてきて 分からないこと多くても
通じるものは確かにあった
褒められるほど嬉しいことはない
けれど そういう時って一瞬で
あとはずっと叱られる
だから底で燻ってる
それに気づく連中は多分一人もいないんだ
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