色の無い夜空

「はぁ、、」

ふとため息が出てしまった。気分転換になるかと思って外に出てみたが、何も変わらなかった。

いつだってそうだった。心から抜けたものは簡単には埋まらない。

私の前に広がる満天の星空は、私には何も響くことなく、ただ、輝き続ける。

でも、私にはそれが、色の抜けた、モノトーンに見えた。

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