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    涙が止まらないという可笑しな現象に見舞われている主人公ですが、その内面や日常生活には殆ど変わりがないというところが新鮮に思えました。
    二週間経ってから眼科に行くというのが、妙な現実感を感じました。本人にとって、体の異変って、そんな捉え方なのかもしれません。
    この先も、彼の生活は大きく変わらないのかもしれないと思わせるようなラストがまた印象的でした。

    作者からの返信

    夢月さん
    読んでいただきありがとうございました

    涙は心が動いたときに流れるものでしょう
    だから 心が動かない男を主人公にしたんです

    無神経なバカ男が
    彼女の愛情にも気づかず
    ボーっといつも通り生活しながら
    ずっと左目で涙を流している
    その画が浮かんだから
    書けると思ったよ
    ひどい話になっちゃったけどね

    『れ』は きょうだいの話でしょう
    あれがともだちや恋人の話だったら
    あんなに切なくなかったよね
    いい小説でした

    一緒に受賞できて光栄でした
    無貌賞がこれからもっと盛り上がるといいよね


    編集済
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    第一回無貌賞受賞の賞品の用意ができました。
    元になった本作の出来映えがよいので、それにふさわしいものになったか不安ですが、ご笑覧ください。
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054897495749/episodes/1177354054901400955

    作者からの返信

    一田さん

    ありがとうございました
    最高の賞品です

    編集済