第137話 願い


願いは遠く 現実は脆く

今日の風に吹き飛ばされそうな

思いを必死で抱き止めて


はかない夢 崩れ落ちる今

見つめてそっと口唇を噛んだ


触れない指先 届かない声

それでも一心に叫ぶのはなぜ?


消えかけの希望 縋るまなざし

いつかきっと、なんて言葉

心のどこかが信じている

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