荒野の炎

恨みに呪い

身に纏い

水は何処かと這いずった

足は汚れ切れ血が伸びて

手を伸ばせば太陽が刺し

唇は干からび

腫れぼったい目は紅く

荒野で這いずり泣いていた

早く殺してくれと泣いていた

恨んだから恨み返し

呪ったから呪い返し

鎖も枷もありはしない

しかし恨みに呪い見に纏い

荒野で独り燃えていた

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