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その後すぐに、頼んだすべての酒のボトルはテーブルに運ばれてきた。
「よーし、まずは誰からいただいちゃおっかなー?」
俺はその一本を手に取り、わざとらしく周りを見回しながら、
「じゃあ、そこの君ぃ! 君に決めたっ!」
と、ポケモンマスターのように適当にそばにいた女を指名した。
「わあい、最初のお相手に選んでいただいてありがとうございます、勇者様」
女はその場で軽く身をくねらせ俺に礼を言うと、すぐに俺の目の前にやってきた。
そして、俺の手を取り、
「じゃあ、お願いしますね、十秒チャージ」
と、言いながら自らのおっぱいに押し当てた。むにゅっ!
「おおお……」
こ、これこそまさに生おっぱいの感触! やわらけえな、おい! たまんねえな、おい!
もはや何も迷うことも、ためらうこともなかった。俺はただちに両手でそのおっぱいを揉みしだいたっ! もみもみっ!
また、俺が揉んでいるあいだ、女はカウントしてたが、
「な、ななぁ、ろくぅ……ごぉ……あ、あんっ! そんなに激しく指動かしちゃだめぇ!」
という感じで、カウントは非常にゆっくりだった。おかげでたったの十秒が一分ぐらいに感じられるほどに存分におっぱいを楽しむことができた! 最高か、この店!
俺はそのまま、次々と他の女のおっぱいも揉み続けた。みんなそれぞれ乳の大きさや触り心地は微妙に異なっていて、みんな違ってみんな素晴らしかった。リアクションやカウントの仕方も十人十色だった。おかげで俺は最後の一人まで飽きることなく、おっぱいを楽しむことができた! 幸せ過ぎる時間だった。頭の中では子供のころに聴いた「おっぱいがいっぱい」の歌が流れていた。名曲だ!
「……ふう。さすがにこれだけの人数のお相手をすると、疲れてしまうな」
と、すべてが終わったところで、かっこつけて言う俺だった。実際は全然疲れてないんだけどね。むしろ、元気がみなぎってるんだけどね!
「じゃあ、勇者様、一緒にかんぱいしよー!」
「ああ、そうだね。せっかくの美味しいお酒だ。みんなで楽しもうじゃあないかっ!」
俺たちはグラスに酒を注ぎ、乾杯しあった。ごくごく。どうやら泡の出るワインのようだった。シャンペンってやつか?
「あ、そうだ、勇者様! せっかくだしお大尽チャージもやってみようよー」
と、飲んでいると女の一人が俺に言った。
「おだいじん? なんだそれ?」
聞いたことある言葉だが、酒のせいで頭が重くてよく思い出せない。
「お大尽チャージってのはあ、このお店にいるお客さん全員にお酒をおごる注文のことよ」
「私たちのサービスも、ぐーんとパワーアップしちゃうんだからー」
おお、なんだか知らんが、またおっぱいでサービスしてくれるらしい!
「よし、じゃあ、それも頼んじゃおう! お大尽チャージいっちょう!」
「うわあ、ありがとうございます、勇者様!」
「お大尽チャージ入りましたぁ!」
と、女の一人がひときわ大きな声で叫び、立ち上がった。
すると、たちまち店にいる他の客たちも歓声を上げ、「おだいじんっ! おだいじんっ!」と、何やら手拍子しながら繰り返し始めた。
「さあ、勇者様、こっちに来て!」
「お、おう……」
と、俺はそのまま店の一番目立つところに連れていかれ、
「このお方が、今日のお大尽様でーす!」
「みなさん、どうか盛大な拍手をー」
「おだいじん! おだいじん!」
何やらめちゃくちゃ騒ぎ立てられた。こ、これがお大尽チャージってやつか。いきなり注目の的になって恥ずかしくなってくるじゃねえか。あ、でも、これはこれでなんだか気持ちいい……。
やがて店の女の子たちはいったん俺から離れ、他の客たちに俺のおごりの酒をふるまいはじめた。酒を渡すとき、客たちに濃厚なハグしながら。さすがお大尽。サービスが行き届いてるな!
そして、酒を配り終えると、俺の元に戻ってきて、
「さあ、今日のお大尽様にいっぱいサービスしちゃうわよー!」
「そーれ! そーれ!」
なんと全員、俺に乳を押し上げてくるではないか!
「おおおおうっ!」
これはまさにおしくらまんじゅうの乳バージョン! 乳くらまんじゅう!
「お大尽さーん、もっと頭を下に下げたほうがいいわよー」
「そ、そうか!」
おっぱいを真に味わうためにはおっぱいの目線でなくてはならないということか!
俺はすぐに少ししゃがみこんだ。
「さあ、思いっきりやってくれ!」
「はーい!」
女たちは再び俺におっぱいを押し付けてきた! むにゅむにゅむにゅぅ! 圧倒的な物量のおっぱいによる波状攻撃! 熱気もムンムンだ! うっはー! 俺ちゃん、おっぱいの海の中で溺死しちゃいそうだよぉ!
「トモキ、そろそろやつの話を聞いたほうがよいのではないか?」
と、近くからまたヤギの声が聞こえてきたけど、やつの話って何だっけ? もう何も思い出せないや。うふふ……。
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