第21回:メインとサブの使い分け

 これより数回は向こうの方で少し触れた「食玩もの」のプロットネタでやっていこうと思います。



・今回のテーマ

 本日はメインジャンルとサブジャンルです。『異世界転生』を『異世界』と『転生』に分けるパターンとはちょっと違いますので、補講ネタになるかどうかは微妙なのです。



 その前に、まずは事例を出しましょう。『鬼滅の刃』、『転生したらスライムだった件』、『ソードアート・オンライン』の3作品はカード入りウエハースの食玩が発売されています。鬼滅の刃に至っては、普段は食玩を置かないようなスーパーでも目撃例があったり。そういえばぷっちょとコラボした『ツイステ』は、シール付きなのですが食玩と言えるかどうか……。これらは食玩がサブジャンルの事例といってもいいでしょう。メインは、あくまでも原作の方です。



 続いての事例を出します。『神羅万象チョコ』、『アニマギア』、『ビックリマン』は食玩がメインジャンルです。ビックリマンはアニメ化していたような気配もしますが、あくまでもメインは食玩のオリジナルタイトルになります。様々なメディアミックスはあるでしょうが、前者の事例と違ってリリースタイミングは食玩の新弾が出るタイミングに更新されます。インターネットがない時代には、雑誌などで情報を発信していたのですが、あくまでも食玩を手に取ってもらうことが前提なので、前者の事例とは異なります。



 つまり、どちらを主軸にするのかでメインジャンルとサブジャンルの見方は異なるでしょう。同じような異世界ものでも、スローライフや追放物、悪役令嬢といったジャンルが存在します。あくまでも異世界はサブジャンルで、メインは……という事では、そういうことかもしれません。

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